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◉さすがに薄れて来た記憶たち

【あのウィルスってほんとうなの?】は本日はお休みします。毎日読んでくださっている読者の方には申し訳ありません🙏

さて、あの日から29年経ちました。本音を言いますと、あの日のショックは感じだけ覚えていますし、どんな状況だったかも書けますが、実感的なものはそれなりに薄まってしまいました。

でも、この29年間で神戸での震災は起こることは無くて、それはそれで幸せだった証拠でもあり、記憶が風化してしまうのも仕方ないかなと思います。

新年早々に能登での震災がありましたので、これ以上は思い出をあーだこーだという事は避けたいと思います。

ただお伝えしたい事がありまして、震災みたいな大きな災害は、経験者でないとその怖さみたいなものや、被災者としての忍耐の生活も、実際にはわかりにくいものです。

前にも書いた様に、想像外の出来事ですから、ピンとこないのが普通だと思います。

そこを踏まえても、何とか手助けしたいという人たちも居られます。今はまだ個人での物資を送ることも制限されていると聞いてますし、ある程度落ち着いたところから何かできる事を私もして行きたいと思います。

そこで、経験者として、ほんとうに必要とするものを現地に送ってあげて欲しいというお願いなのです。

なぜかと言いますと、経験的に家庭の不用品というか、もらっても使い道の無い様なものが援助物資には多かったからです。

現地では、もちろんダンボールを箱単位で渡されるのですが、中に何が入っているか詳細を書いてない場合も多かったです。

ただ衣料品とか食べ物とかだけ、書かれてあっても、開けて見たらどうしょうもないものが半分くらいはあるのです。

例えば、電気もないのにレンチンのご飯は食べれません。男性では女性の衣類は着れないのです。

子供用なのか老人用なのか、一般なのか男女なのか表示は無く、ただ衣料品と書いてありました。

自衛隊からの物資は移し替えたりして、新たに詰め直したりしている場合もありました。そうなるとほんとうに何が入っているかわからないのです。

「必要なものを、必要な人へと運んで頂きたい」という思いがありまして、出来るだけダンボールに直接書いて、表示して欲しいのです。

もらった人が開けた瞬間に「良かった!」と言ってもらえる様なものであって欲しいのです。

もらう人の立場になって、ちょっとだけ心遣いをしてくれたら嬉しいのです。

皆さんからの援助を待っている人はたくさん居ますので、送る方も貰う方も皆んな良かったと言える状況を作って行きましょう。

被災経験者からのお願いです🤲


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