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【イベントレポ】やりたいことを叶えたシーママに聞く ママであることが武器になるのリアルを大公開!【mameZINEプロデューサー登壇】

2024年8月15日に、女性向けキャリアオンラインスクール(以下キャリアスクール)のコミュニティで行われたイベント「やりたいことを叶えたシーママ*に聞く ママであることが武器になるのリアルを大公開!」こちらのオンラインイベントに、mameZINEプロデューサーの原口真里佳(以下、きゃんまり)が登壇しました。

ママになったら自分のことはあきらめなければならない。ママであることはブランクである。けれど、何かを変えたい!そんな方へ向けた本イベント。自身も受講生であるきゃんまりがキャリアスクールに入会したきっかけから、苦労したことや乗り越え方。そしてmameZINEがどのように誕生して形になっていったのか。当日は80名近くの受講生が集まり、熱量の高いイベントとなりました!

*シーママ=SHElikesを受講するママの呼称

登壇者紹介

きゃんまり
本業では広告代理店にて営業兼ディレクターに従事しており、現在は育児休業中。Xのつぶやきをきっかけにマガジンを立ち上げ、プロデューサーを務めています。今回一緒に登壇されたCafe Sonar代表のゆうこさんはmameZINE製作メンバーの一人でもあります。

キャリアスクールに入会したきっかけ

入会のきっかけは、お子さんの誕生とご主人の背中押しだったとのこと。 2年前の春に出産したきゃんまり。「母親って偉大だな」と思う一方で、社会と断絶されたような孤独を感じたとのことです。そんな焦りから「内職とかで1円でもいいから稼ぎたい!」と、モヤモヤした気持ちをご主人に打ち明けました。

するとご主人から返ってきたのは「内職よりも、お金をかけて本業に役立つスキルを身につける方が長い目で見たらいいんじゃない?」という言葉。本業で「デザインのスキルがあれば、もっとデザイナーに寄り添える営業やディレクターになれるのではないか」と考えていた時期があったことを、ご主人の言葉で思い出します。そしてデザインを学べるスクールを探し、入会に至りました。

キャリアスクールに入会した後に、自分の思い通りにいかなかったことや苦戦したことは?

しかし入会当初の計画通りにはいかなかったとのこと。もともとデザイン全般が大好きだったと話します。入会当初は「デザインスキルを身につけて半年で卒業する!」そう考えていたものの、実際に手を動かしてデザインをやることはどうも苦手だと感じたようです。

「応援してもらっているし、高いお金も払ったんだから元を取らなきゃ……」そんな思いとは裏腹に、デザインに気持ちが向かない自分に苦しんだそうです。

どうやって乗り越えた?

そんな葛藤を乗り越えたきっかけは2つ。1つ目は自分の気持ちを発信したことで、受講生の仲間からアドバイスをもらえたこと。当時コース受講は気が進まず、コミュニティやグループコーチングなどを楽しんでいたそう。しかし毎月お金を払っているのに「コース受講」以外のコンテンツを楽しんでいる自分にモヤモヤしていました。

その気持ちをSNSで発信したときに、ほかの受講生からかけてもらった言葉。それは「コース受講だけがすべてではない。コミュニティを活用して、人とのつながりで多くのことを得られるのも醍醐味だよ。」というもの。このアドバイスから、“キャリアスクールの魅力や活用方法は学習だけではなく幅広いのだ”と前向きな気持ちになれました。

2つ目はグループコーチングで、コーチに当時の心境を話したこと。その際、コーチから「デザインの難しさ・苦労・挫折。そういうことを味わったことで、あなたは既に『デザイナーに寄り添える営業やディレクター』になるという入会当初の思いは達成できていませんか?」という問いを与えられました。

この言葉を聞いて、ストンと腑に落ちたのだそう。スキルとして身につけることはできなかったけれども、1つのデザインを起こすことの大変さやかける時間、苦労がわかった。今後デザイナーに発注する際のものの頼み方は変わるだろう、と考えを切り替えられるように。そこからはデザインを手放して、自分のやりたいことに意のままに全振りできるようになりました。

ママを武器にして何に挑戦したのか?

ママを武器にして挑戦したこと。それはmameZINEを発行したことでした。きっかけはお子さんの2歳の誕生日が近づいたとき「1歳の誕生日は盛大にお祝いしたけど、2歳は何をしよう?形に残る誕生祝いをしたい」と思ったことでした。

そのときに「キャリアスクールで身につけたスキルやつながりを生かして、歩んできた1年を振り返るマガジンを作りたい!」とアイデアが浮かんだそう。そんな考えを独り言としてXに投稿したところ「手伝いたいです」や「一緒にやりたいです」と、思いがけず多くの反応をもらえたのです。

当時は「自分の息子のためのマガジン」と考えていたとのこと。シーママが多く手を挙げてくれたことで、「皆のお子さんを登場させたマガジンを作りたい」と軌道修正をしました。

こうして集まった10名のメンバーとともに、 ママとわたしのためのコミュニティマガジンmameZINEが始動しました。

どんなマインドセットで目標に向かっていたのか?

mameZINEを形にしていくにあたって大事にしていたマインドがあるとのこと。キックオフミーティングの際にきゃんまりは「この場は実験の場。ここでの経験を実社会に活かせるように、どんどん失敗してほしいです」とメンバーに伝えました。

発足当初から「やるからにはいつか事業化したい」「 自己満足や趣味で終わらせずに、想定読者のニーズを捉えたものを作りたい」という考えを持っていたとのこと。しかしそれに捉われすぎると、プレッシャーや負荷をメンバーに与えてしまうことを懸念しました。

そこで「楽しさや持続可能性を保つために、この言葉を伝えた」と語ります。この言葉は自分自身にも言い聞かせていたとのことでした。メンバーの1人であった本コミュニティのコミュニティプランナー、りこぴんも「この言葉があったからやってみたいことに挑戦できた」と振り返っていました。

mameZINE本誌はこちらから

「ママであることが武器になる」と思えた瞬間は?

「ママであることっていうのは、もう武器でしかない」そう力強く答えました。仕事と家庭、子育てややりたいこと……両立することは簡単ではないし、時には心が折れたりネガティブになったりすることも。「結局、ぜんぶが中途半端なんじゃないかな」という気持ちになることもあるそう。

それでも何が自分自身を鼓舞するのか。それは「子どもたちには、『ママみたいな大人になりたい』とか、『ママのように好きなことを仕事にする人生を歩みたい』と思ってもらいたい。そういうママでありたい。」という想いからでした。

子どもが生まれたことがきっかけでキャリアスクールに入会し、そしてすくすく成長してくれているおかげでmameZINEが誕生した。働くことも生きることも、原動力は2人の子どもたちの存在のおかげだと語ります。

今後の展開

今後について「ママとわたしのための事業というものを、どんどん展開していきたい」と考えているとのこと。子育てや家事をする中で、日々たくさんのアイデアが浮かんでくるのだとか!具体案として4つほど、紹介されました。

①ジャーナルノートの開発
日々に追われている人こそ内省が大事。けれど白紙のノートに自分の思いを書くというのは、なかなか進まない人もいます。そういった人たちのために、問いを与えて答えを出していくようなノートの開発やワークショップの展開をしていきたい。

②親子で楽しめるアクティビティブック
欧米の本屋さんでよく売られていて、子どもたちへの教育の一環で使われているもの。こういったものを自分たちで開発していきたい。

③ママと子どものための撮影会

④行政と連携した子育て支援事業の運営

「いろいろなことを考えています!」そうワクワクした様子で語りました。

参加者の皆さんへメッセージ

少し前の自分自身にも言いたいことなんですけれども…… 。キャリアスクールはいろんなコースがあるので、 ライティングもデザインもやって、マーケティングもブランディングもやって……私は全部を取り入れて自分を完璧にしようと思っていました。

けれど、あるときに「自分が完璧になるよりも、やりたいことがあるときに自分ができないことを補填してくれる仲間がいることの方がずっと大事だな」って思ったんですね。

そこからは自分1人でスキルを身につけるということよりも、コミュニティや人とのつながりを大事にしました。自分にないスキルを持っている人たちと関係性を作ることに全振りするようになってからは、本当にやりたいことがどんどん形になるようになりました。

いろいろな考え方はあると思うんですけれども、 いろいろなスキルを身につけて自分が完璧になるよりも、何か困ったときや何かを求めているときに手を差し伸べてくれる人がいることの方が大事だと思ってます。そういうつながりを大切にしていただきたいです。

参加者の反応

イベント終了後、参加者からの熱量の高いメッセージがX上でたくさん見られました。

おわりに

きゃんまりの転機は、ご主人やともに頑張る受講生など誰かに気持ちを発信したことから動き始めていました。アイデアもモヤモヤも1人で抱え込まずに発信する。それぞれの強みを生かして、仲間と形にしていく。

ママになったからこそ湧きあがったアイデアとエネルギーで、やりたいことを新たに叶えることができました。「ママだから、できない」のではなく「ママだからこそ、できる」。そんなストーリーに勇気をもらえた方も多かったのではないでしょうか。

ママであることを武器にしていきたい。「ママ」としてのわたしも、肩書を取り払ったありのままの「わたし」も大事にしていきたい。mameZINEはそんなすべてのママに寄り添うマガジンでありたいです。

そしてmameZINE次号は、12月1日発行予定!たくさんのママに届けられるよう、気持ち新たに動き始めています。ぜひ楽しみにお待ちくださいね!


mameZINE Xアカウント:@mame_ZINE

問い合わせ先:mamezine.contact@gmail.com

インタビュー・執筆:いなり(@inari8520)

サムネイル:みふみ(@mifumi_515)


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