指しゃぶり制限しない我が家の考え方
3歳の娘が、珍しく自分でティッシュを取りに行ったので何を拭くんだろうと思って見ていたら、弟が寝転がっているところにしゃがみこんだ。
「赤ちゃんおててびちょびちょなってる!おててなめちゃだめだよー」
なるほど。昨日パパに指なめてること指摘されたもんね。弟にも教えてあげたのね。
しかし、赤ちゃんは指をしゃぶるのがデフォルトなわけで、そうそうダメよと言ったところで磁石のようにすぐに吸いこまれていくわけで。
「赤ちゃんはいいのよ〜」と言うしかなかったのだけど。はて、わたしはダメと言われたのに、赤ちゃんはなんでいいのよって思うかしら。
で、付け加えて言ってみた。
「おつぶちゃんもなめていいんだよ」
それを聞いた娘、そっと人差し指を口に入れていた。笑
夫も私も日頃から頭ごなしにダメだよと言っているわけではなく、舐めたい気持ちを認めつつ、それ以上口に入れてると指が赤くなっちゃうんじゃない?と思ったタイミングで、そろそろ出したら?と声をかけるぐらいにしている。
けれども子どもにとって、自分ではなくきょうだいがそうしているのを見た時、それへの親の反応はとても重要である。
より慎重に対応しなくてはならない。
だから、赤ちゃんはよくて3歳のあなたはやめた方がいい理由を話さずに、あなたが指を口に入れたくなる気持ちは分かるし、いいんだよと伝えてよかったと思う。
自分もまだ赤ちゃんでいたい気持ちを認めてもらえて、娘は嬉しかったのではないかな。
大人だから親だからって、いつでも筋の通った説明をしなきゃいけないと思っていたら、子どもの気持ちを受け止める余白がなくなってしまう。
多少筋が通ってなくても、我慢させてしまうことがあっても、子どもの気持ちを受け止めた上で回答できた方が納得してもらえるし、信頼も得られそうだ。
考えてみたら、何歳になったら赤ちゃん卒業なのかなんて基準ないし、弟が先に赤ちゃん卒業したって問題ないよね。
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