びっくり行動(知らないと大変なことになる)

一昨日、叔母が亡くなって数日経った状況で発見され、叔父が衰弱した状況で緊急搬送されたことで、緊急連絡を受けた私は気が動転していました。

SNSに『助けて』を投稿することに躊躇いもあったのですが、多くのコメントをいただき、知らないと大変なことになるということを理解できました。一人で抱え込んでいたら全てを背負うところでした。
『助けて』『出来ない』と言うことは、大事な生きる力なのだともわかりました。

結論から言うと、私は『緊急連絡先』であっただけで、対応を求められる立場ではないということがわかりました。

警察の事情聴取で、『あなたが引き取らないと無縁仏になる』と説明されたことは内容として間違いではないのですが、そこで私はショックを受け、葬儀は私がすると申し出たのです。
そこから、何もかも私に連絡が来て対応を求められることに繋がったのだとわかりました。
ここで誰もいなければ、葬儀、叔父の入院、施設探し、財産への対応は自治体が行うのだということを、みなさんが寄せてくださったコメントで理解できました。

本日、私の投稿を読み心配してくれた旧知の弁護士の方に、緊急搬送された叔父の親戚探しを依頼しました
私は法定相続人ではないし、身元引受・保証人でもないので、もし『気持ち』で対応すれば、全ての費用はひたすら私が拠出することになります。
まずは、叔父の親族を探してもらい、自治体にも関わってもらうのが良く、私が介入すると、ややこしくなるのだとも理解できました。

制度や支援が見えにくいのは、がんの時と似ています。


ショックを受けて冷静になれない立場に、丁寧な説明や相談窓口に繋げるなどの対応がないと、びっくり行動を起こしてしまうのだと感じました。

私は、求められたことに対応しなくてはと思いがちなので、びっくり行動をしやすいのだとわかりました。
これからは、『出来ない』『助けて』ということを躊躇わないようにします。

患者会活動を通じて、ACP(人生会議)の普及啓発や、在宅医療、地域包括ケアを考える場に携わってきましたが、今回、病を持っていない高齢者と社会の関り、身元引受人がいない旅立ちが稀ではない件など、考える視点がまだまだあることを気づきました。

叔母の葬儀は、自治体にお任せという気持ちになれないので、今週執り行い、遺骨は叔父の件がはっきりするまで手元に置きます。

読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。

全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。