ラピスラズリとの因縁
私の中の女児と厨ニがダンシング
noteを始める前、忘れないようにとスマホのメモに書き溜めていたものをまとめました。
何気に自分の中で重要な出来事だったようです。だらだらと長い!
ラピスラズリって名前がすごーく神秘的に感じて、昔から憧れがありました。
和名の瑠璃も素敵。
漫画にも割とラピスラズリという名前が出てくる気がする。
フェルメール・ブルーの色だし。
古代大河ロマン系だと装飾品として出てきたり、最近のものだと「宝石の国」にも出てきますね。(フォスとシンシャのやり取りを愛でていた初期の頃が懐かしい…)
初対面
漫画は白黒だし、大人になってから初めて実物を見ました。
確かパワーストーンや数珠ブレスレのお店の前を通りかかった時に見かけたんだったかな。
不透明で独特の青色は美しく、石がまん丸だとさらに迫力と存在感が増す。
おお…うーん…うん…
初対面の感想はこんな感じでした。色はすごくきれいだと思ったけど、数珠系は私にはだめだったみたい。
その後、たまにラピスラズリのアクセサリーを見かけることはありましたが、
石が球体だと心がスンッとなる。
つるんとした形にカットされてることが多いけど、私にはボリュームが出すぎる。
いっそ大ぶりなら?と思ったらけど、占い師にしかならなかった。
これは存在やイメージ・色に憧れてるだけで、本当にラピスラズリを宝飾品として身につけたいのか?
そんなこんなで、とくにラピスラズリと縁はないまま過ごしていました。
予想外の展開
約2年前にまさかの出会いがありました。
夫と子どもとセレクトのアクセサリーショップに行きました。そのお店の近くに用事があり、たまたま寄ることに。
アクセサリーのお値段は数千円〜数十万円(高額なのはブライダル系商品)というなかなかの幅の広さ。
初noteに登場するアクセサリーのセレクトショップはここです。
アクセサリーを眺めていたら、夫が「気に入ったのあったら誕生日プレゼントに買ってあげるよ」との発言。
なんですって!?
夫のこの発言を聞いて店員さんはガチ接客モードに。
嬉しいけど、そんなに品数多くないし安い物でもないし、好みのものがなかったらどうしよう…と心配しながら真剣に物色。
最初に気になったのはバロックパールのシリーズ。
バロックパールにお花の絵が描いてある。ひとつひとつ職人さんの手描きらしい。
指輪かなりかわいい…大きめのバロックパールに黄色のチューリップの絵…リング部分は地金ではなく、小さなパールが連なっている。後ろ側は二連になってるのが素敵…
私はこれにかなりご執心だったんだけど、店員さんに「コーティングしてるけど指輪は絵が剥がれやすいですよ」と言われてしまいました。私がズボラなのを見抜かれてる?
店員さんの推しは同シリーズのネックレスでした。
ネックレスは普通にチェーンでトップだけバロックパールのデザイン。
18Kのチェーン、数年前に製造されたモデルで値段は製造当時のまま据え置き。ぐんぐん金の値段が上がっていたので、今この値段じゃ絶対買えないのはわかる。
かわいいし素敵だけど、私はネックレスはほとんど着けないし宝の持ち腐れにしちゃう。
このシリーズのピアスも非常にかわいかったけど、イヤリングはないそう。
「ピアス空いてなくって」と言ったら、他のイヤリングコーナーに案内してくれました。
アンティーク調のシリーズ。
かなりガチデザインなので最初は少し驚いたけど、一個一個見てたら「あれ、これかわいいぞ」となってきました。
集合してるとアンティーク蚤の市もしくはおばあちゃんの宝石箱みたいな雰囲気だけど、かわいらしいデザインのものもあるのよね。
店員さんがパールのイヤリングを勧めてくれました。シルバーの木の枝にパールの実が付いてるようなデザイン。さりげなくて上品。
もうひとつ気になったイヤリングは、青い石とシルバーのもの。
あれ、これラピスラズリだ!
ラピスラズリはローズカットで小さい黒い石もついてる。さりげなくデザイン性があって素敵。
イヤリングを試着。
店員さんにラピスラズリがよく似合ってると言ってもらいました。
私、ラピスラズリいけるんだ!
テンション上がってきたら、アンティークシリーズの指輪も気になってきまた。
まん丸の赤い石が付いてる指輪が気になり試着させてもらったけど、サイズが大きかった。
ラピスラズリがドーンと付いた指輪もありました。これもローズカット。すごーくかわいかった。でもやはりサイズが大きい!
大体13号がセレクトされてて、私の人差し指は11号。サイズが合う指輪は好みじゃなかった。
ダイヤが発見されるまではアクセサリーの小さい装飾は黒っぽいキラキラした石が使われてたそう。アンティークシリーズはそれも再現してて、メレダイヤ風にせずに黒キラキラのデザイン。
なるほど。アンティークアクセの石が黒っぽいのは、経年変化だと思ってたけど、元々黒かったのか。
アンティークシリーズは一万円~二万円の価格帯。
一定のファンがいて、直営店は東京にしかないため、ネットで見て県外から買いにきたりするそう。
わかる。この独特さが癖になる。ごついのもあるけど、アンティーク調だからハードにならずに上品。
まさに貴族が着けていそうなデザイン。
私が指輪に夢中になってたら、店員さんが違うゾーンを案内してくれました。
最初のバロックパールの隣だった。全然見てなかったわ。
きゃしゃなゴールドのシリーズ。この辺りはeteみたいな繊細さ。
指輪とネックレスがあり、ベビーパールかターコイズでした。
ターコイズは基本的に苦手だけど、この大きさならさり気なくていいな。
両方試着してみる。
かわいい。が、これなら今持ってる指輪の方がかわいい。私のお気に入りの指輪は見てるより嵌めたときの方がかわいかった。きゃしゃな指輪がほしいなら、専門店でたくさんの選択肢の中から選びたい。ここにあるデザインが大好きならいいけど、そうでなければ今ここで選ぶ必要はないかな。
「青のイヤリングにします」
はい決定しました。
私としては色々葛藤してたんだけど、夫と店員さんは「やっぱり」という感じでした。
「あんた濃い色好きだし」と夫、「試着した時によくはえてた」と店員さん。
私濃い色好きだっけ!?
普段の私は、
ワンピースばっかり着てるから着まわしを考えない→派手な色のワンピを買う
→めっちゃ赤い人・めっちゃ青い人爆誕。
つまり明るい色とか濃い色を好んで身につけてる。自覚してなかったから驚きです。
無事に私の物になりまして
家でじっくり眺めてみる。かわいいわこれ。
ありがとう。夫よ。
ローズカットのラピスラズリに黒いキラキラの石。
アンティーク調のデザイン。
普段は丸みのあるものの方が似合うことが多いけど、今回は直線要素が必要だったみたい。
カットの方法でも似合う似合わないが左右されるのかー。なるほど。
年齢を重ねても似合いそう。着物に合わせてもかわいいかも。
いわゆるジュエリーよりアクセサリーが好きで自分で天然石の物を買わないから、今回の買い物はかなり新鮮でした。
最後に
長年片想いしていたラピスラズリとこうして縁ができました。
私の場合は
「好き好き憧れの人!」
→実際に出会うが「あれ?なんか違う…」
→「やっぱり好き!憧れ!」
→再び出会うも「なんか違う…」
を繰り返してました。
これは何現象?
雫ちゃん現象の逆?
実はこのイヤリングを買ってもらった直後に、ミンネでお手頃価格のラピスのフォークリングを買ってしまいました。
ラピスがローズカットになっていたので、「これなら!」と思って購入したけど…ものすごくチープでした。(そもそもお安いのでチープなのは当然なんですが)
おもちゃっぽさに全振りしてる物は好きだけど、きれいにまとまってるのにチープな物は気分じゃなかったのです。アクセサリーボックスを整理した時に手放しました。
いつか!ラピスラズリの指輪がほしいです!
魔法使えそうで最高。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?