WWDC 2023基調講演ざっくりまとめ / 号外AFJ - 2023年6月7日号
読者の皆様、こんにちは。Hervectorです!
昨日2023年6月6日の午前2時からWWDC 2023の基調講演がオンライン配信されました。
WWDCは開発者向けの発表会であるため、秋に正式リリースされる各OSの最新バージョンの概要が主となりますが、その他にもハードウェアも発表され、かなりボリュームのある回でした。
今回は号外としてやや速報的な内容で、WWDC 2023基調講演のざっくりまとめをお送りいたします。
MacBook Air 15inch
画面サイズが15inchにサイズアップ。厚みは11.5mm、重量は1.5kg。
バッテリー駆動時間は最大18時間、13inchより25%アップ。
デザイン、端子、カラーバリエーション、チップなどのパフォーマンスは13inchと変化なし。
6月6日から予約注文開始、6月13日発売開始。
価格は¥198,800〜
Mac Studio・Mac Pro
チップはM2 MaxとM2 Ultraの2構成。
M2 MaxはCPUが12コアと24コア、GPUが30コアと38コアのそれぞれ2つから選べる
M2 UltraはCPU 24コアのみ。GPUが60コアと76コアの2つから選べる。
HDMI2.1に対応。Mac ProのPCIeスロットはGen4に。
筐体は共に前モデルから変化なし。
6月6日から予約注文開始、6月13日発売開始。
価格はMac Studioが¥298,800〜、Mac Proは¥1,048,800〜。
iOS 17
電話Appに画像やMemoji等から構成される連絡先ポスターが追加。CallKit APIで使用可能なため、サードパーティの通話アプリでも実装可能。
留守番電話をリアルタイムで文字起こしして表示する、Live Voicemail。
FaceTimeに録画機能が搭載。
メッセージAppの検索機能が向上。また、未読位置まで飛ぶボタンが追加された他、特定のメッセージに返信する際にスワイプで可能に。
メッセージのアクション画面(画像送信やスタンプなど)のUIが変更。絵文字もステッカーに対応。
CheckIn(安否確認)。帰宅のお知らせが行えるように。
電話番号をAirDrop出来るNameDropが搭載。iPhone同士だけでなく、iPhoneとApple Watch間でも可能。
AirDrop中にその場を離れても、インターネット回線を使用する事で継続出来るように。
iPadOS 17
iOS 16で実装されていたロック画面刷新とウィジェットのライブアクティビティがiPadでも使用可能に。
ヘルスケアAppが登場。
PDF機能が向上。記入フォームの内容を認識し、連絡先の情報から自動入力が可能に。
メモAppにPDF保存可能。共同作業を行うことも可能。
ステージマネージャのウィンドウサイズ変更が細分化され、より細かい微調整が可能に。
フリーボードのペンツールに新たなスタイルが追加。
外部ディスプレイ接続時に、そちらのウェブカメラを選択可能に。
iOS 17の機能も使用可能。
macOS Sonama
ログイン画面UI変更と、Apple TVのようなスクリーンセーバーが追加。
デスクトップにウィジェットの配置が可能に。アクティブ状態のウィンドウがある場合は、不透明度を下げて主張少なめに。
GameModeが追加。バックグラウンドタスクを抑えて、アクティブ状態のゲームアプリにパフォーマンスを割くことが可能。
ビデオ通話時の人体検出切り抜きとPinPが向上。
花火や花吹雪などのエフェクトが追加(ジェスチャーでの発動も可能)
Safariのプライベートウィンドウが使用していないときに自動でロックかかるように。
Safariのプロフィールの切り替えと、ウェブページのアプリ化がMacでも可能に。
iOS 17の機能も使用可能。
Audio&Home
環境音を読み取って、AirPods Proの外部音取り込みとノイズキャンセリングを自動で切り替える適応型オーディオ。
普段の接続するシチュエーションなどを学習し、近づけなくともHomePodに転送するボタンを出現させる機能。
ホテルのAirPlay対応テレビとQRコードでペアリング出来る機能が搭載。
Apple TVのユーザープロファイル切り替えがより簡単に。
Siri RemoteをiPhoneを使って探すことが可能に。
Apple TV on FaceTime。カメラとマイクはiPhoneやiPadの連系カメラを用いる。
watchOS 10
新しい文字盤が追加。
ウィジェットが使用可能に。スマートスタックスタイルで、デジタルクラウンを回すことで切り替え可能に。
アクティビティAppにトロフィーケースが追加。
サイクリングワークアウトが改善。Bluetooth接続自転車センサーとApple Watchを接続し、アクティビティに記録可能に。
ワークアウト中、iPhoneのライブアクティビティに表示されるように。
ハイキングワークアウトが改善。ウェイポイント(通信を確認した位置)を記録。
ワークアウトAPIが公開される。
ヘルスケアにメンタルヘルスと視力の2項目が追加。視力はiPhoneやiPadのTrueDepthカメラを用いて距離を計測している。
Apple Vision Pro
Appleが初めて作る拡張現実(XR)ヘッドセット。
目と手と声で操作することが可能、「空間コンピューティング」を実現。
バーチャルキーボードでの文字入力が可能で、さらにBluetooth入力機器の接続も可能
本体の外装には大きなデジタルクラウンがあり、ARとVRの切り替えが可能。
シャッターボタンがあり、即座に写真や動画の撮影が可能。
外装正面は1枚の合わせガラスで作られており、4つのレンズがあり、そこでAR映像を撮影。3Dビデオを撮影し、後で見返すことも可能。
本体、ゴーグル部分、ヘッドバンド部分は分離(モジュラー)式を採用。
AR状態の時はヘッドセットの外側に装着している人の目が投影され、VRモードの際は投影が非表示にされる。
Vision Proを装着した状態でMacを見つめると、Macの画面出力がVision Proに切り替わる。
基本的に電源供給を行って使用する。外部バッテリーを用いると最大2時間使用可能。
メガネをかけている人向けのレンズもZeissと共同開発。ディスプレイ解像度は2300万ピクセルでマイクロOLEDパネル 。
空間オーディオとオーディオレイトレーシング技術。
M2チップとR1チップの2つのSoCを搭載。
Optic IDと呼ばれる虹彩認証セキュリティシステムを採用。
価格は$3499で、来年初頭にアメリカで販売開始。来年末以降、順次他国での販売も開始。
皆さんはWWDC 2023を見てどのような感想を抱かれましたでしょうか?是非AFJで教えて下さいね!
以上、2023年6月7日の号外AFJでした!
今回はこの辺で。
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