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棚貸し本屋の店番日記 #1 お店のこと

ビールが呑める大人の図書館。

夢オチの可能性も残しつつ、数年後の実現を目標に、まずはシェア型書店の棚主になりました。

棚をお借りしているのは西日暮里BOOK APARTMENTさん。谷根千に程近いエリアにあります。
駅で言えばJRの西日暮里駅が最寄り、改札を出て30秒と至近です。東京メトロ千代田線、日暮里舎人ライナーの西日暮里駅からも5分とかからぬ好立地。近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

お店用と自分用で2冊持ちの本もあります

そして80個ある棚のうち、この31cm×31cmの空間が私のお店です。
並べる本を仕入れたり、ショップカードを注文したりと、久しぶりにお酒以外のことに小遣いと脳みそを使いました。財布は薄くなりましたが、アルコールで縮んだ前頭葉は、心なしかふっくらした気がします。

お店の屋号はもちろん「豆千」。酒呑みが運営する本屋ですから、酒と料理の読みものばかり取り揃えています。
アルコール中心主義者は言わずもがな、酒食を愛する善男善女の皆さまにも、お手に取ってもらえると嬉しいです。

店内にはポップアップショップと呼ばれる120cm×70cmのテーブルがありまして、一日店長(店番)をした時には、このスペースを使って本はもちろん、本以外の品も販売することができます。
棚主さんによっては手作りのお菓子や、フリマ的に古着などを売られる方もいらっしゃるとのこと。アイデア次第で色々と展開できそうで楽しみです。酒器に花を飾ってもいいかも知れません。作家物の、気になる片口がありまして、酒と椿が似合うと思うのです。

本と平台の相性の良さを実感しました

こちらの写真は先日店番をした時の様子。
取り扱う本の中でも、その表紙も見てもらいたいものを中心に並べました。あらためて思いますが、紙の本が持つ美しさってありますね。
こうやって見返すと、東海林さだお先生の酒エッセイからクウネルの台所本・お弁当本など、私の趣味全開のラインナップ。人見知りな私をサポートしてくれるマスコットとして、酒呑みを象徴する虎の置物も飾りました。

いつか『丸かじり』シリーズでテーブルを埋めることも企んでいますが、note界隈の人たちの本やZINEを並べることができたら、それだけでもうビールが美味しく呑めると思います。
あくまで私が店番に入った時になりますが、このテーブルにnoteの皆さんの作品が一堂に介する様子を想像すると、恋愛感情にも似た気持ちになってしまいます。これはもう素面じゃいられません。

もう少し勝手が分かってきたらご連絡させて頂きますので、その際はどうぞよろしくお願い致します。

次回は12月10日(土)12時〜16時で店番の予定です。
もしもお江戸の東、城東地区にいらっしゃる用事がありましたら、ぜひ足をお運び頂ければと思います。
(店番の予定、販売中の本の情報などは、Twitterをご参照ください)
(こちらのシリーズは不定期連載、金曜日以外にもアップします)

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