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ほそぼそ働いてみよう。-その29 ピッキングのバイトに初参加-

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
いろいろ条件的な制約があり、都合が合うときにスポットバイトをしています。

それにしても、5,6月は募集されているバイトが少ない気が・・・。
もともと仕事が少ないうえに、応募しても落ちるということを何度かくりかえし、いささか落胆しておりました。

そんな中、先日、小物のピッキングバイトに採用されて、生まれて初めてそのお仕事をやることになりました。

ピッキングというのは、注文書をみながら発注された商品を棚から探し出し、梱包して送付する準備をするというお仕事です。
私が行ったところでは、ハンディという小さな機械を使って、注文書と商品のバーコードの突合せをし、一致したらカゴに入れるというシステム。
たぶんほかの会社も同じようなシステムで動いているのではないかと思います。

行くまではびくびくしていたのですが、やってみると意外に簡単。
気が緩んでうっかり違う商品を手にとっても、ハンディがピピっとはじいてくれるので、機械の言うことさえちゃんと聞いていれば、まず間違えることはありません。

その代わり歩く距離は半端ない。
とにかくハンディとカゴをもって、ぐるぐるおんなじところを歩き回る。
万歩計を持っていれば、たぶんすごい歩数になっていたのでは、と思うのですが、残念ながらスマホの持ち込みは禁止されており、万歩計アプリが使えなかったので結果は不明です。

本当にひたすら商品を取って、箱に詰めていくだけなので、もくもく作業。
コミュニケーション能力とか、愛想の良さとか全く不必要です。
この仕事を人間がやってるのは、今のところはコストがそのほうが安いからで、ゆくゆくは機械にとって代わられるかもな、と思いました。

それにしても気になったのは、派遣の人の表情。
社員の人はそれなりの感じだったのですが、派遣の人に限って言えば、今までやったどの仕事と比べても表情が死んでました。

これ、私もやっていてわかったのですが、果てしなく続く単純作業に体が疲れ、だんだん感情が硬直していく感じがするんですよね。
単発派遣だから、職場に人間関係があるわけでもなく、本当に機械の部品になった感じ。
この感覚は、ある種、初めてかもしれません。

かつてお堅い職場で働いていた時、「単純作業、私、好きだわー」と思っていたのですが・・・。
それはあくまで、構築された人間関係があり、その他の多種多様な仕事があったうえでの息抜き的な感じだったからなのかも。

といいつつ、普段、スマホやらTVやら本などからむやみやたらに情報を入れて頭をぐるぐるさせている状態なので、体を動かしながらピッキングするのは、頭を空っぽにしてリセットする感じがあって、悪くはなかったです。

また募集があったら応募してみようと思ったのですが。
この仕事もあんまり今、募集ないんですよね~。
ああ、スポットバイト、気楽だけど不安定。

本日の写真:とうかんぞう(ユリ科)
ユリ科の花は、華やかなものが多いですね。

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