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ほそぼそ働いてみよう。-その35 イベントの飲食販売店で働く-

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
月に2,3回、社会見学的にいろいろなスポットバイトをやっています。

今回採用されたのは、イベントでの売店のお手伝い。
たこ焼きやカレー、ポテトやホットドックといった軽食をお客様に受け渡しするというものでした。
ある業界の関係者限定のイベントだったのと、チケット制で金銭の受け渡しがなかったせいか、これが意外に楽しいお仕事でした。

食事の調理はお店の方がやり、私たち派遣スタッフはお客様の注文を受けて調理済みの食べ物をチケットと引き換えでお渡しするだけ。
単純な作業ですが、そんな中でもちょっとしたお客様とのやり取りがあったりして、思わずニッコリすることも。

何よりよかったのが、そこのお店の待遇の良さ。
休憩は1時間だったのですが、午前中に15分、お昼30分、午後15分と細切れに取らせてくれて、立ちっぱなしの仕事だったのですが、ずいぶんと体が楽でした。
その上、冷たいペットボトルのお茶1本とお弁当まで支給あり。
お弁当もおいしかったです。

その程度で・・・?とかつてお堅い仕事をしていた私だったら思ったかもしれませんが、これ、本当にいろんなスポットバイトをしたあとだと、本当にありがたいなと思えます。
今までいったところでは、お昼1時間の休憩以外、4時間ずっと立ちっぱなしとか、水分補給やトイレ休憩もろくろく行かせてもらえないなんてところ、ザラでしたから。

働いている人たちも血の通った人たちという感じがして、好感が持てました。
カレーの辛さを聞いてきた親子のお客様にちょっとカレーのルーの味見をさせてあげたりとか、チェーン店では見られなくなった光景で心温まります。

やっぱり、働くことの喜びの大きな要素の一つは、「人」なんだなと・・・。
それが働く人同士でもお客様との関係でもいいけれど、ピッキングとかチラシの封入の仕事とか、やっているうちにどんどん表情が消失していくあの感じを知った後だけに、強くそう思いました。
まあ、客層が限定的で、カスハラ的なことをしてくる人がいなかったからそんな風に思えたのかもしれません。

仕事終わり、すがすがしい気分で家に帰ることができた、いいお仕事でした。

本日の写真:紅葉がきれいなので、ついつい続けて掲載。

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