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エリザベスカラーをつけたひめ(愛猫の記録)

タイトルが貴族のようだが手術後の愛猫の話だ。

避妊手術を受けたひめのお腹には四角い地肌に2ヶ所の縫い跡。冷えそうだ。

先生より、できれば1週間エリザベスカラーを装着するように、すぐに慣れるから大丈夫だよ、との事。


帰宅後、まだぼんやりしている様子で歩き回る。あちこちぶつかっている。エリザベスが重いのか下を向いて歩くようになり「ゴゴゴゴ」と引きずって歩くようになるが止まらない。

そんな様子を眺める先住猫の茶々。漫画のようなドン引きの顔である。
茶々は臆病な性格でいつもひめに追いかけられている。たまに猫パンチで反撃に出るが返り討ちにあい陣地に戻る。そんな兄なのだが「マンガかっ!!」というくらい分かりやすいドン引きした顔でひめを眺めている。
「首に変なのまいてウロウロしておる。こいついつも以上にやばいやんけ」と思っている、絶対。
茶々は陣地であるサメのキャットハウスに籠り出てこなくなった。
どんだけチキンなんだ。

(写真)籠る茶々氏

ひめはあちこちぶつかり、弾き返された結果平地でしか暮らせないと悟ったらしく床で過ごすようになった。

(写真)床で過ごすひめ氏

茶々はひめをこっそり観察していた。
「今あいつは高いところに登れないらしい」と気がついたようだ。
いつもはひめがいると絶対来ない部屋にほふく前進&忍び足で入るとソファーの背もたれを辿りひめに占領されていた腰高窓にたどり着いた。
茶々がこの窓に登るのは久しぶりに見た。

優雅だ。しっぽをピシンピシンとさせて横たわり下界を見下ろしている。その顔たるや下々の民を見る王のようだ。もちろん下々には人間も含まれるわけだが。
茶々よ、少し複雑だけど久しぶりにお気に入りの窓際で日向ぼっこできてよかったね。

果たして今日もこの窓に来られるかな。

ひめよ、1週間のエリザベス生活お疲れ様です。
あなたが階段を降りていくと何をしでかすか分からないのでバリケード作ってますが人間の生活にも支障がありしんどいです。
つきましては先生。1週間はちょっと短くなってもよろしいでしょうか。日中よく観るようにしますんで。
そんな事を昨日だけで何回思ったろう。

さて、今日は何しようか。お天気も悪いから何も出来ないな。とりあえずコーヒーでも入れようか。

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