見出し画像

社会人大学院生つれづれ⑦

少し間が空きました。
今回は論文執筆がテーマです。

修士1年目は、正直なところ単位取得に集中していました。スクーリング科目は出席してしまえば何とかなりますが、テキスト科目に時間をかなり取られてしまい、気が付けば1年目の秋に。その間、論文には全く手をつけていなかった訳ではありませんが、参考文献や論文に目を通す程度で具体的には進んでいなかった状況でした。

私の指導教官の指導のスタイルは、ゼミ形式の月1回の読書会・月1回の論文指導です。

同級生から聞く話では、ゼミはなく指導教官と1〜2ヶ月に1回程度オンラインで面談して進めているとのことなので、指導教官によって方針が随分違うようですね。

この月1回の論文指導は、ゼミ生の中で指導を受けたい人が発表・報告し、先生及びゼミ生と意見交換をするというものです。先生からは「A4一枚の資料でも何でもいいから作って発表して」と言われるものの、強制力は全くありません。1年目の前半は、「まだ固まっていないから」とか「時間がないから」と及び腰でしたが、発表している他のゼミ生を見ていると、「このままの姿勢ではずっと書けない」と思うようになりました。

このゼミ生はみなさん社会人で、年齢も仕事もバラバラ、私よりもずっとハードに働いている人もいます。
特に刺激を受けたのは、50代後半の博士課程のKさん。かなり忙しい仕事をされているのにも関わらず、ほぼ毎月発表されていて、さらに内容もアップデートされている方です。研究ばかりではなく、自分の好きなこともされていて、とても魅力的な女性です。

1年目の後半から、私も恐る恐る発表するようになりました。
初めは先生の言った通りA4一枚の資料しか作れず、文字通り泡を拭きながらの発表でした。これで本当に書けるんかいなと思いましたが、不思議と回を重ねるごとに方向性や考えがまとまってきます。よく考えれば、どんな些細な内容であっても発表するのであれば形にしないといけないので、それを繰り返すことで徐々に形になっていくんですね。月1回というペースも丁度良く、その日に向かって自分を追い込んで資料を作り、発表の準備をするということが習慣化しました。

論文執筆の具体的なスケジュールを書こうと思っていましたが、その前に私の指導教官T先生について書きます。

T先生には研究されているテーマが私と重なるので、指導をお願いしました。
先生は私と同年代の女性で、子育て真っ最中の方。子どもを産んでから「やりたいことしかやらない」と潔く決めておられ、研究もプライベートもご自身のやりたい事を最優先にされている姿勢にとても共感しています。いつもお忙しそうにされていますが、意欲のある学生には時間をかけて丁寧に指導してくださるので、本当にありがたいです。

ゼミ中は、おやつを美味しそうに食べながらも、鋭い指摘をされるので、油断できません笑。

続きます。

#社会人大学院生   
#大学院    
#コーダ    
#coda

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?