心霊現象②
『地下道』
小学校の通学路には、地下道がありました。車通りの多い横断歩道を避けるために、毎日その地下道を通って通学していました。長さはせいぜい20メートルくらいで、本当にその横断歩道を避けて通るためだけに作られた道でした。
ある時、その横断歩道の近くの電柱に花がポツンと置かれているのに気が付きました。更に後日、その花が花束に変わっているのに気が付きました。当時はそれがどんな意味なのか、全然理解していませんでした。
更に後日、下校途中のことです。集団下校をしていたと思いますが、私は列から少し離れて、最後尾で歩いていました(ひょっとしたら集団下校が解除されて、別々に下校していた時期だったかもしれません)。
それで、前を歩いていた上級生2人が地下道を通らずに、横断歩道を通っていたのが見えました。陽キャの女子2人組だったので、ふざけて危ない道を通ってるのかなと思い、少しムッとした記憶があります。何かあったらどうするんだと。
私も地下道の前まで来た時に、なぜその2人が横断歩道を渡ったか分かりました。地下道に不審者がいました。
見た感じ40代くらいの男性で、ちょっとハゲていました。
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