鬼の漢字練習
武者先生が担任になってはじめにやった事は、漢字練習です。
国語の時間のはじめの5分か10分くらいを使って、漢字の書き取りをしました。正しい書き順を教えてもらって、ノート1行にその漢字を何度も書きます。
これだけ聞くと普通の漢字練習じゃんと思うでしょう。しかし、ペースが異常に速く、3週間ほどで1年分の漢字をやり終えてしまったのです。
しかし本番はここからです。
「やり終えた」というのは、あくまでも漢字の読み方と書き方を教えてもらっただけです。覚えたわけではありません。
そこで先生は1枚のプリントを配布しました。それは、1年間で習う漢字が全て穴埋め問題になっているものでした。
「5月になったらテストしまーす。一問でも間違えたら昼休みに再テストです。合格するまで毎日やってもらいます」
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