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物語が心に与える力:ストーリーコンセプトの心理的考察【2024年4月】

夢を形にする絵本制作に向けて、具体的な情報収集と整理を行いながら、構想を練り上げています。
3D絵本作家 まめにゃんのメインブログでは「制作エピソード」を、絵本制作の裏側 まめにゃんでは「クリエーター向けの制作方法」を公開していきます。

補足:各分野の専門家への相談について

※ 注意事項
本記事で紹介している各分野の専門家への相談内容や順番は、あくまでも一例であり、実際のプロジェクト内容や状況によって異なる場合があります。
また、ChatGPTとGenmiは生成AIであり、専門家としての知識や経験は持ち合わせていないため、彼らのアドバイスはあくまで参考情報として捉え、必ずしも正確な情報とは限らないことに注意が必要です。

今回はChatGPTにストーリーコンセプトのアイディアを出してもらいブラッシュアップしたものをGenmiに最終調整してもらいました。


ストーリーコンセプトのアイディア3つ


タイトル:「ぼくたちの冒険フィールド」

概要:主人公の元気な子犬とその相棒である賢い小鳥が、森や海、空を冒険する物語。サブキャラクターとして、仲間たちと協力し合いながら困難を乗り越える友情の物語です。子どもたちと保護者が一緒に読むと、ワクワク感とドキドキ感が味わえます。

ボツ理由:従来のイラスト制作とは異なり、Blenderを用いて登場人物と背景を3Dで制作するため、舞台設定を変更すると、制作時間が長くなってしまいます。何度も変更があると、全体的なスケジュールに影響が出てしまうので不採用になりました。


タイトル:「虹色の仲間たち」
概要:主人公の好奇心旺盛な子猫と彼の相棒である勇敢な子うさぎが、不思議な森を探検する冒険。森の中で出会うサブキャラクターたちとの交流を通じて、友情と絆を深めていくストーリーです。

ボツ理由:イラストと違って、Blenderで登場人物を3Dモデリングするため、虹色の仲間たちのような複雑なカラーリングは技術的に難しく、表現の自由度が制限される可能性があるため断念しました。


タイトル:「星空の冒険者たち」 

概要:主人公のおおらかな子熊と忠実な相棒の子狼が、星空を舞台にした冒険を繰り広げます。星々の力を借りながら、新しい友達と出会い、困難を乗り越える物語。読者は彼らとともに夢と冒険を感じることでしょう。


採用理由: 娘の妊娠が分かったのは七夕の日でした。夫婦で10年間仲が良かったものの、子供に恵まれず二人で余生を過ごすことを想像していました。
その日、神様が星の子を私たちに託してくれたかのような不思議な感覚に包まれました。娘に対する深い愛情と星に対する関心が重なり、「星空の冒険者たち」 を採用しました。

ストーリーコンセプトのブラッシュアップ


タイトル: 「ほしぞらのなぞなぞ」

概要: ある晩、ほしぞらにかかる不思議な輝きがありました。そこで、おおらかなこくまと、忠実なこおかみが、星空のなぞなぞを解くために冒険にでかけることになりました。星々の力を借りながら、なぞなぞを解き、新しい仲間と協力して、困難を乗り越える物語です。

詳細

  1. 星空の不思議な輝き: 夜空に現れる不思議な輝きは、実は星々が持つ特別な力の表れです。子熊と子狼はこの輝きを追いかける中で、さまざまな謎やクイズに出会います。

  2. なぞなぞと秘密の解明: 星空には隠されたなぞなぞや秘密がたくさんあります。読者と一緒になって、子熊と子狼が謎を解き明かす楽しさを味わいます。

  3. 新しい仲間との出会い: 途中で出会う新しい仲間たちも、なぞなぞの解明に協力してくれます。協力しあうことの大切さや、みんなの力を合わせることの素晴らしさを描きます。

さて、タイトルが「星空の冒険者たち」から「ほしぞらのなぞなぞ」に変更され、幼児向けでやわらかい雰囲気のタイトルになりました。

ただ、小熊さんは娘が好きなので問題ありませんが、小狼さんは日本ではあまり親しみのあるキャラクターとは言えません。これは英語圏と日本の文化の違いによるものでしょうか?

最初は、思いつきで好きな動物を主人公にしようとしていましたが、セイヤさんの記事を読んで「なぜその動物なのか?」と深く考えていくと、当初の浅はかな構想とは全く異なる、深みのあるストーリーコンセプトに生まれ変わりました。

最終調整を進めていきましょう。

心理学者による「BeforeAfterの比較:ストーリーコンセプト」解説


Before:星空の冒険者たち

概要

  • 星の謎解きをテーマにしたストーリー

  • 主人公:おおらかな子熊と忠実な相棒の子狼

  • 舞台:星空

  • ストーリー:星々の力を借りながら、新しい友達と出会い、困難を乗り越える

  • 展開:謎解きや隠された秘密が登場

心理学的考察

冒険心: 星の謎解きというテーマは、子供たちの冒険心を刺激するものです。未知の世界を探求し、困難を乗り越えるというストーリーは、子供たちの好奇心と探求心を満たすでしょう。

友情・絆: 主人公と相棒が協力して困難を乗り越える姿は、子供たちに友情や絆の大切さを教えるでしょう。

達成感: 謎を解き明かしたり、困難を乗り越えたりすることで、子供たちは達成感を得ることができます。これは、自信と自己肯定感を高めるのに役立ちます。

After:ほしぞらのなぞなぞだいぼうけん

概要

  • 優しいクマと賢いキツネが星空の秘密を解き明かす冒険物語

  • 舞台:夜空

  • 主人公:

    • 英語圏: Courageous Bear (勇気あるクマ)

    • 日本: やさしいくま (優しいクマ)

  • 相棒:

    • 英語圏: Loyal Fox (忠実なキツネ)

    • 日本: かしこいこぎつね (賢いキツネ)

展開

  • 星空の不思議な輝き: 夜空に輝く不思議な輝きを追いかける優しいクマと賢いキツネ。その輝きは、星々が持つ特別な力だった!

  • 謎解きと秘密の解明: 様々な謎やクイズに出会い、星々の力を借りながら、二人は困難を乗り越えていく。読者も一緒に謎解きの楽しさを味わおう!

  • 新しい仲間との出会い: 旅の途中、二人は個性豊かな仲間たちと出会い、協力し合いながら、星空の秘密に迫っていく。

  • 友情と絆: 困難を乗り越え、星空の秘密を解き明かす中で、優しいクマと賢いキツネ、そして仲間たちの友情と絆が深まる。

文化・歴史・価値観

  • 英語圏: 個人主義、冒険心、自立心、多様性を表現。

  • 日本: 集団主義、協調性、忍耐力、伝統を表現。

心理学的考察

謎解き: 謎解き要素は、子供たちの論理的思考力や問題解決能力を養うのに役立ちます。

親しみやすいキャラクター: 相棒が狼からキツネに変更され、より親しみやすいキャラクターになりました。これは、子供たちがキャラクターに感情移入しやすくなり、ストーリーを楽しめるようになるでしょう。

多様性: 新しい仲間が追加され、ストーリーに多様性が加わりました。これは、子供たちが異なる価値観や文化を持つ人々と理解し合うことを学ぶのに役立ちます。

文化・歴史・価値観: ストーリーは、英語圏と日本の文化・歴史・価値観を反映しています。これは、子供たちが異なる文化について理解し、自分たちの文化を大切にすることを学ぶのに役立ちます。

Before と After の比較

ストーリー: After のストーリーは、Before のストーリーよりもワクワクするような内容に変更されています。

登場動物: 主人公と相棒の名前が変更され、より親しみやすいキャラクターになっています。

設定: 舞台が明確に「夜空」と指定されています。

展開: 星空の不思議な輝きが追加され、謎解きと秘密の解明が具体的に説明されています。新しい仲間との出会いも追加されています。

まとめ

作業工程が複数にわたり、ストーリーコンセプトを考えるのは大変でしたが、様々な専門家の協力を得て子供たちの好奇心を刺激し、冒険心、友情、論理的思考力、問題解決能力、文化理解を育む、学びの多い絵本構成に仕上げることができました。また、忙しいママでも子供に教育的な学びを提供できる内容に仕上がりました。

ありがとうございます😊皆さんの支援金は絵本制作の活動資金として大切に使わせていただきます!