なんでもない朝
水曜日。朝8時すぎの東京メトロ。
沢山の人が降りたおかげで座ることができた。
お疲れのご様子で鼻提灯が見えそうなスーツのサラリーマンと、
片手でスマホをいじるスーツのサラリーマンの間に
両肩を縮めて座る、
わたしもサラリーマンだ。
なぜ、「サラリーマン」と聞くと男性というイメージなんだろう
一方、なぜ「キャリアウーマン」というのだろう
ふと疑問に思って、言語の中にも性別による差別というか区別が根付いているのだと
何気ない日常のなかで気づかされた
そして、私の思考はふらふらと浮遊して
正面に座った女性の指輪を見て、
"手を洗うとき、あの指輪はどうするんだろう、
外して洗うのか、そのまま洗うのか"
と、どうでもいいことを考えてしまう
でもそれは稀に指輪をしたときに必ず沸き起こる疑問であり、何が正解かわからず、
また近々その機会がやってくる予定なので
どうすればいいのかと、白に近いグレーの靄がかかったようになった
もういっそのこと、正面の女性に質問したいくらいモヤモヤしたところで
電車を降りた
席に座ったところから、電車を降りるまでの間の約10分。
スマホをいじらずにボーッとしていると
こんなにも思考が沸いてくるのかと
ハッとして
なぜかわからないけど、これを留めておかなければいけないと思った。
そんな木曜日。朝9時前のJRにて
今日は冷えるので、
いつか行った極寒の松島で撮った、
極寒に見えない写真を添えて
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