ここにもやっと夏がきたけれど

ここのところ、なんだか記憶が薄い。

薄いのだ。気がついたら1週間が経っていて、その間になにをしたかといわれてもサーっと過ぎていった感覚しかない。

昨日のことが1か月前のようで、1か月前のことが昨日のことのようで。この感覚は、一体なんなのだろう。

自分の口から出てくる言葉は、なんだか宙を舞っている。歩いていると、ふわふわとさまよっている。そんな感覚。

なにかひとつのことをしていても、アタマの上のほうには別のことが浮かんでいる。ぼんやりと。やらなきゃいけないことややりたいことが、ぼんやりと。

たぶん、集中できていない、のか。自分というものに。今というものに。

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いつまで経っても、隣の芝生は青く見える。とっても鮮やかに。
隣の芝生が青くても、自分の芝生が青いこともあると思う。そして、どちらかというと私の芝生は青い。青いんだよなあ～って思っていたい。

でも、なにかに振り切れない。最後の自信が、足りない。
ずんずん、ずんずん、進んでいくのに。直前で急ブレーキをかけて、Uターンしたり、別の道に曲がったり。

そろそろ、ずんずん進んで、ずんずん進み続けたい。そしていまある道を進むだけじゃなくて、かき分けたり芝刈りをしたりなんかもしていきたい。

進むための靴や服も必要。芝刈り機も。あとは筋力と体力も大事。

私の靴はまだサンダルで、服もまだ布切れ。いい靴がほしいし、いい靴をつくりたい。教えてもらったり、自分でつくってみたり。

あ、どんな靴をつくればいいのか、まだわかっていないんだ。

それなら、あの人の靴を見せてもらおう。
いいな、と思う靴の真似をしてみよう。