アンパンマンの話
生まれて初めて貰ったぬいぐるみがアンパンマンのぬいぐるみだった。大きくて可愛くて、重たいぬいぐるみ。まだまだずっとある。
アンパンマンは自己犠牲的なヒーローだと思っていたけれど、こんな歌詞があることに気がついた。
さすがは、やなせたかし先生。アンパンマンがいつも笑顔なのは、このためだったのかと思う。嫌なことをずっと思い出して、死ぬほどの思いを引きずってしまう僕にはこれが難しい。
凄く幼い頃から出会っていた言葉。こんなに深いものだったとは知らなかった。
不幸のどん底。そんなもの、実はないのかもしれない。
昔、輝くアイドルになるためには光るものを持っていないといけないと聞いた事がある。更に、光るものを作り出すためには、前を向くことが大切だと。価値が固まらないことが大切だと。
いいことを思い出して、少しでも自信をもてたなら、きっともっと笑顔になれるはずだと思う。
悲しみに酔ってはいけないのだ。悲しみは寂しさと苛立ちを連れてきてしまうから。