見出し画像

日本刀にふれて鳥肌がたった話

日中はまだ暑いけれど、夜はだいぶ涼しく、スズムシたちが合唱している。
道ばたでは、小さくてあおい栗やドングリが落ちていていた。
小さな秋を感じている。

そんな秋を感じつつある先日
表題の通り、日本刀に間近にふれる機会があった。
もちろん、日本刀を所持するための必要な登録や手続きがなされて、適切に保管されている日本刀である。

見せてくれた方の話も相まって
感動して鳥肌がたった。
その感覚は、休職当初に行った伊勢神宮での感覚と似たものだった。

刀を作った人物、
細部にわたる作業、
刀を使った人物に思いをめぐらせて
彼らの魂を感じ、心が揺さぶられたという感じ。
「心が共鳴した」とでもいうのかもしれない。

私に特別な感受性があるとかではなく
きっと日本刀にふれると、誰もが感じるんだと思う。
独特のオーラを放っているし
想像していた以上に重くて、びっくりさせられた。
間近に体感することで
何百年も前の人物に思いをはせないではいられないと思う。

それに
武器としての強靭性を備えつつ
かたちとしての美しさも備えていて
当時の日本人の、ものづくりにかける思いが美しいと感じた。

この重い刀を振りかざすのだから
相手の命に対する誠実な態度をもって振りかざした
(無駄に人の命を奪うための利用はしなかった)んだろうな
と、勝手ながら想像した。
武士道も関連してくるんだろうな。

ところで、日本刀には人を元気にする力もあるらしい。
癌を患っている方に、由緒ある刀を持たせたところ元気になったとか。
確かに、私もエネルギーをもらえた気がする。


めったにない、貴重な経験だったので共有させて頂きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?