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休職中の経過記録

 最近は外に出ることが多かったが、今日は一人静かに気持ちと向き合いたい気分だったので、1日部屋で過ごしている。机に座り作業するのは休職して以来はじめてだ。noteの時間は大切な時間なので、集中力も続いてくれている。

 今回は、休職初日~1か月以内のことを振り返って記録したくなった。
時差があるためリアルタイムの感情は欠けているので、日記を振り返りながら「こんな感じだった」というのを簡単にまとめてみる。

 休職から1か月以上経過した時の体調や気持ちの変化は、下記の記事で簡単に綴っています。

休職初日~1週目


・食欲なし
・とにかく眠い
・からだが思うように動かない、外出無理
・感情は無に近い
・何がしたいとか、何が食べたいという感情がわかない
・ラジオやテレビは雑音に、新聞は怖い想像にかられるので避けた
・家族との会話(声を出すこと)も億劫だった


 病院の先生からの助言である「自分の気持ちの赴くままに過ごすこと」に徹した。
人目を気にしない、無理しない、頑張らない、寝たいときに寝る、気が向くことをする。+αで心がけたのは、お日様にあたること。太陽の自然のひかりと温かさを感じることで気持ちが落ち着くような気がした。

 とにかく眠かったので、家の中で大半の時間をぼんやりと過ごした。朝食、昼食後には睡眠をとり、残りの時間で料理をしたり、草取りをした。草取りは1時間程度で集中力が尽きていた。

 完全に一人の状態で自分と向き合いたくて、一人旅も計画した。
 旅行は体力を使うので休職期間中の計画は慎重に、という事も知っていたが、当初休職期間は1か月としていたので、「後半は職場復帰のための準備期間になるから、前半のうちに行かないと」という思いから、急遽計画した。宿泊先を選んだり、行先を厳選するのも、なかなか頭を使う作業で時間を要したが、それ以上に地元から離れて一人になりたかった。

休職2週目


・食欲が少しずつ出てきた
・日中の睡眠をとらなくても動ける日が出てきた
・これをしたいという感情が出てきた
・一人旅を実行
・人込みの場所には抵抗あり(特に地元)
・調子が良いと思っても、思うように動けなかったり疲れやすさはあった
・ヒーリングミュージックくらいなら聞けるようになった
・家族や親せき、友人とは話ができた


 一人旅は、伊勢神宮と京都へ。伊勢神宮に行ったことで、日本人の原点にたどり着けたような旅だった。一人旅については、また別の機会に書きたいと思う。
 旅行から帰ってきてから丸2日間、部屋から出られなかったことから、体力の低下や、長期の旅行は負担がかかっていたことを実感した。

休職3週目


・脂っこい物で消化不良を起こしがち(年齢のせいか…)
・積極的に料理をしていた
・疲れやすさはまだある
・1時間以上の運転は、休憩をとらないとしんどい
・人込みの場所には抵抗あり(特に地元)人目が気になる&苛立つ
・ラジオを聞けるようになった
・外に出るときはサングラス必須(刺激を避けるため)
・8時前に起床し(起こされて)3食ご飯を食べ、草取りで体を動かし汗を流して、寝るという規則的な生活ができる日もあった
・疲れて眠いのに、怖いことを想像して夜寝つきが悪い、夢を頻繁に見て寝た心地がしない
・瞑想を取り入れる
・親友や心を信頼している職場の人と会い、話を聞いてもらっていた
・これからの仕事について考え始めるようになる


 人込みは旅先でも厳しかったが、地元では「職場の人に会うかもしれない」という不安から、より人目が気になるし、自分が笑われているような錯覚になり苛立ちを感じた。
 このころ、からだは疲れているのに布団に入っても寝付けない状態が続いた。日本で起きている怖い事件が自分にも降りかかるのではないか、家族が殺されるのではないかとか、包丁を見ると恐怖心がわくようになった。後日、心療内科の先生に伝えた。「体調が良くないと、つい悪いことを考えちゃうからねえ」ということで、少し気持ちが楽になった。

 睡眠対策をこのころから意識するようになった。瞑想する、パジャマや寝具、枕の高さの調整、真っ暗が怖いので間接照明をつける、ヒーリングミュージックやラジオを聴くことをその日に応じて取り入れた。寝るときにnoteを見たくなることもあり、気休めではあるがブルーライトカットの眼鏡を付けた。

休職4週目


・8時前に起床し(起こされて)3食ご飯を食べ、草取りで体を動かし汗を流して、寝るという規則的な生活ができる日もあった
・叔母に連れられ岩盤浴をしに行った
・積極的に料理をしていた
・元職場に復帰することに抵抗あり
・この先「こうしていきたい」と考えられるようになり、家族や叔母に話すようになった
・複雑な文を読む考える理解することが難しため、大学院復学は考えられなかった
・夜寝つきが悪いのは少しずつ軽減、夢を頻繁に見て寝た心地がしない状態は続いていた
・瞑想継続
・心療内科の先生と今後について検討し、休職を延長することにした


 意外にも瞑想が良くて、継続できている。起きた時のだるさもすっきりする感じがあるし、ついでに柔軟体操もして体をほぐす時間にしている。

 休職中であることを心配してくれた叔母が岩盤浴に連れて行ってくれた。冷え性だった体が、芯からあたたまり、たくさん汗をかいて、溜まっていた疲れや毒が噴き出してきたような感覚だった。
 
 もと栄養士の女将さんの明るい人柄にふれ、相乗効果で心がほぐされていく感じがした。栄養士なのに、自分の健康には無関心だったことに気づいた(太らないように、食べ物に気をつかっていたことくらい)。
 自分の体を大切にできるのは自分しかいないこと、からだの内側から気づかってあげないといけないなあ、という気づきを得ることができた。

 当初1か月の休職としていたが、あっという間の期間で、完全復活とはいかなかった。「職場復帰」「退職」「休職延長」の3パターンでメリット、デメリットを書き出して整理した結果、休職延長を選んだ。
 「職場復帰」が最もデメリットが多かった。「退職」は1か月前には申し出ることを考えると、このタイミングでは迷惑をかけてしまう。心療内科初診時に、先生には「もうやめたい」と切羽詰まった感情を漏らしていたことを考えると、もう少し状態が回復して冷静に考えられるようになってから判断したほうが良いと思ったからだ。今になって、退職の意思をきっぱり伝えておけばよかったと考えるときもあるが、きちんと考えて決めたことなので悔いはなし、この判断でよかったと言い聞かせている。

 以上で振り返りは終わりです。だらだらと書いてしまいました。

ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

   

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