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自分の道を切り開く

おはようございます(^O^)/。

高知のまめさんでーす♪

今日も、日本を変える為に高知県仁淀川町の別荘で目が覚めましたー(^0^)/

『まめまめーる』は、心のサプリメント。。。(^_-)-☆

今日は、ミツロウ作りと、草取りしまーす♪

今日も、絶好調で楽しそうに笑顔で過ごしましょう。

今日はいい日だ( ^^)Y☆Y(^^ )。
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致知から紹介します。

長文ですが、お役に立てたら幸いです。

「カマス人間になりたくなかった真美ちゃん」

山村洋子
(研修プロジェクト「Tea Time Network」主宰)

今年の秋はサンマが高騰して、
とても私の口には入りそうもありませんでしたが、
価格も落ち着いて来ましたね。

せっかくの秋の味覚なのに…。

ほかの魚でがまんしておこう、と思ったサンマも、
ほかの魚は高いので、
やっぱりサンマでがまんしておこう、に戻りました。

そんなことを思いながら、
スーパーの魚売場で色んな魚を見ているうちに、
ふとサンマの隣に並んでいるカマスに目が止まりました。

細長くて口まで長く尖っているこの魚。

実はカマスという魚は、
まったく挑戦意欲のない魚だと聞いたことがあります。

あきらめが早く、チャレンジ精神のない魚とは、
どんな魚なのでしょうか。

この話、ご存知の方も多いことと思いますが、
こんな実験をした人がいました。

カマスをまず水槽の中に入れます。

次にカマスを水槽の左端に寄せて、
その水槽の真中にガラス板を置いて境を作ります。

そして右端のほうにエサをやります。

カマスはガラス板が見えないので、
エサを食べようとすると真中のガラス板にぶつかって、前へ行くことができません。

2~3度トライしてみるのですが、
そのたびに顔(口かな)をガラス板にぶつけて、
やはりエサを口にすることができません。

しばらくしてから今度は、そのガラス板をはずし、
同じように右端にエサをやってみます。

すると、カマスは“どうせまたダメだろう”とあきらめてしまって、
もうエサのほうへ行こうとはしなくなっています。

つまり水槽の中に食べることのできるエサがあるにも拘らず、カマスはそのまま餓死してしまう。
と言うのです。


私がまだ大学で講義をしていた頃、
その話を学生にしましたら、

「先生、私、何があっても
カマス人間にだけはなりたくありません」

と、きっぱり言い切った元気な学生がいました。

真美ちゃんと言います。
ここからはその真美ちゃんの話です。

真美ちゃんは、別の大学の四大生でしたが、
私が自分のいる大学で、オープンカレッジの講義を受け持った時、
たまたまその講座を受講しに来ていた学生のひとりです。

頭脳は明晰で、やる気も十分あって、とても清楚な女性でした。

真美ちゃんは、すでに教員の資格を取得していましたが、
スチュワーデス(当時の名称)の採用試験を受けたいと言いました。

日航の書類審査は通過し、いよいよ面接試験になりました。

試験の3日前から面接の特訓をしてほしいと言って、
少し小柄な真美ちゃんは連夜、私のアパートに通ってきました。

猛特訓を終え、万全を期しました。

しかし、真美ちゃんは不合格でした。

知らせが来た日、
真美ちゃんはすぐに私の家に飛んで来て

「先生、私、なぜ落ちたのか知りたいのです」

と言いました。

その理由を聞かないことには納得できない、と言うのです。

「明日、日航へ行ってきます」

「エッ」

と思いましたが、決意が固いことを知り、
私も承知しました。

結果は、身長がほんの少し足りないということでした。

3cm足りないことで機内の荷物入れを
満足に扱うことができない場合があるとか。

「機内で背伸びをすることは危険だし、
157cmでは…と言うことでした。
 まあ、仕方がないですね。
 
でも先生、帰り際に人事の責任者の方から、 
“あなたのことは忘れません”って言われたんですよ」

「そりゃそうでしょう。わざわざ不合格の理由を
 聞きに行くような人だから…」

どこか憎めない、お茶目で愛嬌のある真美ちゃんは
心の区切りがついたのか、

「機上がだめなら、名古屋空港にある日航の関連会社で地上職のグランドホステスの試験を受けてみます」

そう言うと真美ちゃんは笑みを浮かべて、
私の前から足早に消えていきました。

今度は、合格通知をもらってきました。

そして、名古屋空港のカウンター業務につき、
やがて4年余が過ぎました。

ある日、真美ちゃんがまたやって来て、私に言いました。

「きょうまで、自分なりに納得がいくような仕事をしてきました。
ただ、もう少し、難しいことを要求される仕事がしたいのです」

秘書学を教えている私の目から見ても、
真美ちゃんがそつの無い、細部に渡って
行き届いた仕事をしてきたであろうことは、よく見てとれました。

決していまの仕事が嫌になったわけではないのです。

「また上司に訴えてみる?」

私は冗談を言ったつもりでいましたが、
真美ちゃんは同意が得られてホッとしたように、

「はい、そうします」

と嬉しそうな顔をして帰っていきました。

しばらく経って、真美ちゃんは、

「山村先生、私、教育係長になりました。
今、後輩の指導をしています。
教えるっていう仕事は難しいけど、
奥が深くてやりがいがあります。」

と言いながら、にっこり頷きました。

「そんなに早く係長になって風当たりは強くないの?」

「先生が教えてくれたじゃないですか。
“出る杭は打たれる”のあとの句を。
“されど、出ぬ杭は腐る”
私、腐りたくないんです。だから大丈夫です」

その後、真美ちゃんは、親会社の日航から
日頃のしっかりした仕事ぶりをかわれて、
今度こそ日航の社員になり、
香港が中国へ返還される年に合わせて、
香港支店へ抜擢の勤務となりました。

歴史の重要な一場面に立ち会い、4年間の任務を終えて、真美ちゃんが再び名古屋に戻って来ました。

しばらくして、真美ちゃんがまた私の家にやって来ました。

「今度はどこ?」 

私がいつもの調子で冗談を言うと、

「はい、先生。今度はロンドン支店です」

と、あっさり返してきました。

真美ちゃんは、自分でどんどん自分の道を
切り開いていっているようです。

いつの間にか中国語を勉強し、英語も完璧にマスターして、人の心を掴むことのできる本物の大人になりました。

勿論、すべてが順風とはいきません。

弱音を吐かないだけで、真美ちゃんにも
歯を食いしばった日があったことを私は知っています。

「どこでも行きます。どんな困難な仕事でも必ず乗り切ります。
と上司に申し出ておいたら、しばらく経って
ロンドン支店へ行ってくれって言われました。
私、絶対にカマス人間にはなりたくないって言いましたよね。先生」

「確かに…」

軽い足どりで真美ちゃんは
ひとりロンドンへ旅立って行きました。

あれから三年程経った頃だったでしょうか。

ある日の日曜日。

昼食の用意をしながら
何気なくNHKの“のど自慢”を見ていましたら
めずらしくロンドンから中継をしていました。

いつもの海外編はブラジルやハワイなのに
今回はロンドンかと思いながら、
次に登場してきた人を見た時、目を疑いました。

「エッ。真美ちゃんだ!!
 真美ちゃんがロンドン会場で歌っている…」

どうしているのかと案じていましたが、
真美ちゃんはこの世界不況の嵐の中で
失業することもなくちゃんと生き残っていたのでした。

しかも堂々と鐘を3つ鳴らしています。

あのチャーミングな笑顔。

そのすがすがしい表情は現地での仕事を
しっかりこなしている証に違いないと
目頭が熱くなりました。

ほどなくして、ロンドンからエアメールが届きました。

“山村先生。仕事の都合で当分の間
日本へ帰れなくなってしまいました。
 
せめて元気な顔を見せたくて…。

以前、先生から昼時はいつもNHKテレビを
時計がわりにしているって聞いたことを思い出しました。
 
きっと見てくれましたよね。

先生に教えていただいた、
今いるこの場所で必要な人になるために、
仕事、力いっぱい頑張っていますよ。
 
ひと回り大きくなって先生のもとに帰ります”

短いメッセージの中に、腐る杭やカマス人間とは
無縁の日々を送っている真美ちゃんの凛とした、
そしてたおやかな姿がひときわ鮮明に浮びました。

ロンドンの街角は、公園は、
そろそろ黄金色に染まりはじめる頃でしょうか。

「先生、今度はね・・・・・・」

どこからか真美ちゃんの元気な声が
聞こえてきそうな気がします。

秋深まりて…

「カマス人間」
「出ぬ杭は腐る」
いいデスねー。
今日も笑顔で最幸な一日でありますように(^-^)/
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それでは、今日の言葉です。

実際に行動すれば、不安は解消します。
例えば、人に話しかけることに不安を感じているのなら、外に出て他の人に実際に話しかけてみてください。
すると、声をかけることがどんどん簡単になって、恐れるべきものなど何もないことに気がつくでしょう。
しかし、私の場合もそうですが、1ヶ月間行動を怠けると、同じ不安がよみがえってしまいます。
従って、不安に取り付かれることを避ける一番簡単な方法は、不安である自分を認めたうえで、行動し続けることなのです。
ブレイクM・ローニー
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