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しあわせごはんの会

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食べ物の記事をまとめました。おいしいって一番身近な幸福です。ちょっとの手間ならけちらずに、ちょっとの拘りなら譲らずに、毎日おいしさにしあわせを感じたい。おなかいっぱいになったら、…
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#エッセイ

丁寧に作られたお菓子は人をしあわせにする

先日「素直な味のおやつは人をしあわせにする」というタイトルで記事を書きました。今回はその第2弾で、デパ地下の銘菓撰などで出会える美味しいお菓子についての記事です。 つい二、三日前に勤務先では健康診断があって、私は直前だけプチ断食みたいなことをして体重の調整をおこないました。 自分でやっていたことだったんですけど、食事を少なくしていた間はずいぶん悲しい気持ちになりました。 日々の流れを作る要素として、食事の割合はとても大きいです。 人間の行動で、日に数回がスタンダードの行

素直な味のおやつは人をしあわせにする

食べたらしあわせだと私が思うおやつを紹介します。 おやつって基本食事の合間に食べるから、多く食べると太るとか、塩分・糖分とりずぎるとか、嗜好品の部類で買うのにけっこう遠出しないといけないとか、いろいろあるんですが、どうせなら自分が美味しいと思うものでおなかを満たしたいですよね。 今から6品ほど紹介します。 スーパーで日常的に売っているものが多く、目が飛び出るほど高額なものはないです。お取り寄せとかのレベルでもないかな。輸入食材店のレベルはあるかも。とはいえamazonでほぼ

おいしいチョコレートは全部人から教えてもらった。

誰かのためのチョコレートを選ぶのは楽しい。 1月半ばから2月の頭にかけて、私は百貨店をハシゴして下調べを行う。好きな人にはおいしいチョコレートをあげたいというのが一番の動機なんだけれども、おいしいって確信するためには自分で味を見なければならない。でしょう? 試食させてくれるとこなんて極一部だし、去年なんか何種類チョコレート買ったかな、本来の目的を忘れるくらいに自分で食べた気がするもんな。去年は最終2つに絞って、最後までどっちをあげようか迷ったのち、箱の大きさでフランス育ちの

そろそろ一人ご飯の幸福について語らせてもらいたい。

豆千佳(仮名)、45歳、女性。婚姻歴有り。 自慢ではないが、結婚していた当時の私は、決して料理が得意ではなかった。そもそも、自分で自分の好みを知らなかったんじゃないかと思う。結婚した女性が全てそうだとは言わないが、私も含め概ね実家の食卓の真似か、夫の求める食事を作ろうとするので、自分自身の好きな味だったり量だったりというのは置き去りになってしまうのだ。 私は、幸か不幸か、15年ほどの結婚生活を経て一人になった。一人になった途端に体重はどんどん減った。つまり結婚していた当時