ワニのパラドックス ワニは何を間違えたのか

この記事では、ワニのパラドックスについて、
現時点の私の思ったことをカジュアルに書いてみようと思います。
絶対的正解を求めようというものではなく、ほんのお遊びです。
ここに書いた考えも変わるかもしれません(笑
みなさんならどう考えるか、コメントいただけるとうれしいです。

ワニのパラドックスとは...

人食いワニのジレンマとも言われるそうで、次のような話です。

ナイル川の河岸で人食いワニが子供を人質にとり、その母親に「自分がこれから何をするか言い当てたら子供を食わないが、不正解なら食う」と言った。これに対し、母親が「あなたはその子を食うでしょう」といった場合、
ワニが子供を食う場合、母親はワニがしようとすることを言い当てたので食べてはならない。
ワニが子供を食わない場合、母親の予想が外れたのでワニは子供を食べることになる。しかしそこで食べると、結果的に母親の予想は正しかった事になるため、矛盾にぶつかる。
このように、ワニが何をしようとも自己矛盾してしまい、子供を食べる事も、食べない事もできなくなってしまう。 - Wikipediaより

自己言及のパラドックス

このワニのパラドックスは自己言及のパラドックスに分類されています。
自己言及のパラドックスとは、嘘つきのパラドックスとも言われ、「この文は偽である」という文について、それがとも、とも言えなくなってしまう問題です。
もし、その文をとして読むと、内容からその文はになってしまう。
逆にその文をとして読むと、内容からその文は真(偽の偽)でなければならない。という感じですね。

時間を区切らないのも問題では?

母親目線で子どもを守る返答をほかに考えてみたのですが、
例えば「あなたはいつか死ぬ」とか「あなたはいつか空を飛べるようになる」とかでもやはりワニは何もできなくなってしまいますね。
いつまで経っても真偽を確認できませんから。
だから逆にワニは次のように出題すべきだったのではないかと思いました。
「自分がこれから 今日中に 何をするか言い当てたら子供を食わないが、不正解なら 明日 食う」

ちょっと議題のすり替えになっていますが、時間を意識することは大切だと思ったのでした。

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