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広報の助っ人の極意(5)本を出したい皆様

経済人やまちづくり人にとって、著作は大事な武器、アイテムです。「著作多数」とまではいかなくても、自分の考えやノウハウ、活動実録を後世の人に読んでほしい気持ちはいっぱいあると思います。できれば、売れてほしい。

令和は「テレビによく出る有名芸能人やアイドルが出す本も、レシピ本も、写真集も、ほんと売れない」厳しい時代なのです。

頼みの電子書籍も、漫画アニメの健闘以外はそこまで売れていません。

生きた証を本で残したい。

しかし、残念ながら、わが身の回りを見ると、息子さんは親父の真の思いを継ぐことはあまりありません。
逆に娘さんの方が親父に顔も気性もよく似て、親父の足跡をたどり、聞き書き(ヒストリー)を残してくれたりします。

私は「まちづくり広報の助っ人」という名で個人出版の仕事もしています。あまりスポットの当たらない地域でグルメ豆本を発刊しています。

私が50歳のとき、折しもコロナ禍の2020年4月、「徳山駅旅グルメ豆本」を創刊しました。悲願である本を出せました。

1冊300円(徳山駅旅は200円)の価格と、手のひらサイズの手軽さから、よく売れています。
地方出版では結果を残し、毎号完売。計6冊の通算では、約15,000冊ほど売れています。

本を作る際の留意点をお伝えします。
NGワードといえるかもです。

私は地方新聞記者とムラおこし雑誌の編集デスク(記事書きも広告取りも)を経験し、取材力と原稿力を習得しました。『短く簡潔に分かりやすく』を1番大切にしています。

スゥーと読める感じの文章、文体が好きです。

原稿料を確保するために、ダラダラと長く書く手法や、繰り返しのフレーズは嫌いです。私がデスクなら、バサっと削除します。

「日本一」「東洋一」「唯一無二」といった表現は私の本では使いません。さあ、ここからが本題です。

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