191 豆本を通じ、ひとそだて
53歳になり、わが子も大学生になり、あらためて思うのは人材育成の難しさ。
私自身、昨年末より大学職員の仕事をしています。
若者との付き合い方や適度な距離感をよく考えています。
・指摘をすると、へこむ
・報告連絡相談が途切れがち
・「分かっています」という落とし穴
子を持つ親はもちろん、事業経営者や教育者、スポーツ指導者も後進育成に頭を痛める。
「分かる人(若者)は分かる。ほっときゃいいのよ」との言葉は分かるものの、経験豊富な年長者として何かを伝えたくなるもの。
4月に発刊した「山口県酒豆本」は、大学四年生の畠本拓実さん(写真右)が編集長を務めました。
現在は大学を卒業し、山口県萩市の澄川酒造場で蔵人として働いています。
彼の発言や言動を横で拝見し、その成長を感じました。
豆本を通じ、ひとそだて。
「取材」を通して、自分の思いを伝える大切さと、初めて会う人とのコミュニケーションを現場で鍛えることができます。
私も少し自信を持てました。
酒豆本は読者より賛否の声をいただきながら、ぼちぼち売れています。
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