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地元の人は好きな飯屋のみに通う。結果、他の店のことは知らない

地方出身の人が東京の食の魅力をテレビを通して雄弁に語る。

よそから都会に来た人は毎週末、各地の名店に通う。アグレッシブだ。その象徴が億を稼ぐお笑い芸人だろう。

これに反して、どの町や村でも、地元の人は自分の好きな店のみに通い続ける。
テレビドラマで行きつけの居酒屋に皆集まるシーンがよくある。最近放送された消防団ものでも医療ものでもそうだった。

まさに、そうなんだ。
地元の人は決まった店しか行かないので、若手料理人や移住者による飲食店には足を向けない。それどころか、そのお店に行っていないのに、〝口撃〟したりするから怖い。

「娘に聞いたが、あの新しいお店はそこそこ美味いが、値段が高いらしい」

こんな感じだ。

若い人は触りもしないFacebookだが、60代、70代には今も大人気だ。
製パン業と民泊を営む、私の78歳の母もFBを楽しんでいる。外国の友達にコメントしたりしている。微笑ましい。

ただ、歳を重ねた男性の間では、昔のことは俺が教えてやる!といった感じの投稿も多く、興味深い。

FBでは、フォローをしてないのだが、いろんな投稿が突然入ってくる。

数日前は長崎市のトルコライスネタだった。

私は発祥店しか行かないと宣言している高齢者(きっとそう)がいた。

やはり、地元の人はお気に入りのグルメしか食しない。その結果、地元の食の魅力、多様性、新規性、新たな料理人を知らぬまま。



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