見出し画像

新入社員のときに気を付けたこと

状況報告は正確に

これだけです。
わたしは複数のことを同時に進められるほど器用ではないので、とりあえずこれだけはしようと、気を付けていました。
そう思ったきっかけの出来事もあわせて紹介します。


きっかけ① お局の説教

入社して3日でお局に怒られました。
正確には、入社初日~3日目のどこかで発生しました。

お局「何もしてないのにパソコンが起動しないのよ。原因わかる?」
わたし「何もしてないからじゃないですか?電源ボタン押してみてください」

怒られました。
これだから最近の若者は~…というお説教が始まりました。
わたしは、この人カルシウム不足なのかな、と思いながら、ありがたいお説教を BGM に、起動できない原因を調べていました。
しかし、原因はすぐに見つかります。
コンセントがささっていませんでした。

当時のわたしは、「この人、状況もきちんと説明できないのに、仕事できるのかな」と思っていました。

きっかけ② 新発見の新人研修

3か月間の新人研修で、状況を正確に伝えられない人が、わたしの想定以上に実在していることを思い知らされました。
平気な顔して、「わからないところがわからない」や「何もしてないのにシステムが動かない」などという人が実在するのです。
どの作業中でわからなくなったのか教えてくれないと、手伝えません。
「何もしてない」と言われると、「では、何かしてください」としか言えません。
自力で作業を進めて、その先は何したらいいのか見当がつかないのなら、進めた内容を踏まえてアドバイスしたり、一緒に考えたりできます。
マニュアル通りに起動したシステムが動かないのなら、起動時の動作に問題があるのかと目途を立てて調査できます。

「わからないところがわからない」は、ほんとうに嫌いでした。
「では、わかったら教えてください」以外に返す言葉がありません。

よくないことほど正確に

わたしが新入社員のとき、特に気を付けていました。
トラブルが発生した際、自分は悪くないと保身に走るよりも先に、客観的な状況を説明するように意識しました。
理由は、新人研修で同期にそうされたとき、大変不快だったからです。
「言い訳はわかったから、さっさと状況を教えてくれ」と切に思いました。
悪意を持ってトラブルを起こさない限り、言い訳は不要でしょう。
状況が悪い時ほど、正確に、客観的に、伝えるようにしていました。

入社してすぐは、その分野に疎く、状況をうまく説明できないこともありました。
しかし、知識がないなりに、言葉を考えて伝えようと工夫していました。
伝えようと、解決しようとする意識があることが伝われば、助けてくれる人は話を聞いてくれました。



4月ということで、わたしが新入社員だったときをあれこれ思い出したので書いてみました。
最後まで、閲覧ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?