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瞳相というものがあるなら

わたしが最近気づいたことだけれど、目は口ほどに物を言うという通りに、人の目を見ると、おおよそその人のことが把握できる。

人格も感情もわかるし、生きてきた歴史のようなものまでなんとなく滲み出ていると思うのですが、これってみなさん共感してくださるのでしょうか?

わたしがそうして人の目をみて、ああ、この人はこんな人なんだなと理解するようになったのは高校生の時です。
とある目力の強い小説家が、「本を読む人と読まない人は瞳の深さが全然違う」と言っていたので、自分を使って実験することにしたのです。毎日できる限りの時間本を読み続けました。3ヶ月ほど経った時に、ふと鏡を見たら、「ち、違う?!なんか深い海みたいになったしキラキラしてきた?」と思いました。
本はそれまでも、ぼちぼち読んではいました。中学の時に小説家の方が、一万冊読めば誰でも小説家になれるといっていたのでなんとなくですが。

そんなことで眼力?!を深めたわたしは、その日から他の人のことを瞳で知るようになりました。そのため、近づいてはいけない人とか、人気者なのに悪意の塊の人とかもわかるので、そこからフェードアウトすることができました。
かといってそれで判断するのも慢心だと思うので、きちんと話したこと、態度でも判断しています。

瞳を見ると、人格の深い人は瞳の奥も深く、海の底をのぞいているような美しい瞳をしている。何も悩まずあまり考えずに生きてくると、河原の浅瀬みたいに表面だけキラキラして深みのない瞳になる。誰にも言えない悩みをずっと抱えてきた人は、重さを感じる曇った瞳。常習的に嘘をついている人は光がなく透明感もなく、どことなく焦点があっていない感じの瞳。

これって結構多くの人がわかるものだと思って今日まで生きてきたのですが、さっき突然、もしかしてそうとも限らないのかなと思いました。

なので、もしわたしわかる!僕はわからない!とかいう方がいたら教えてくださると嬉しいです。


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