東京湾に浮かぶ無人島を探検した話
年末から、旅行に行きたい衝動が収まらない。
今一番気になっているのは、軍艦島。
しかし、思い立ったら行くというには、ちと遠い。
軍艦島をいろいろ調べるうちに他の離島の情報を目にし、猿島の存在を知った。
猿島は神奈川県横須賀市にある東京湾に浮かぶ唯一の自然島。
平安時代には春日社が建立され自由に出入りできない神聖な場所とされていた。
その後、明治大正昭和に渡って軍事的な拠点として使われていたが軍の施設以外は豊かな自然が残されている。
ちなみに猿は一匹もいない。ではなぜ猿島と呼ばれているのか…気になった方は調べてみて!
横須賀中央駅から、徒歩15分ほどでフェリー乗り場に着く。
本土から猿島までは約10分。10分で離島に行けるなんて!
船から見る猿島。無人島というだけで、わくわくするよね。
島内は自由に散策することができるが、別料金でツアーに参加することもできる。歴史遺産を見るときは、解説があったほうが断然楽しい。
ということで、90分のツアーに参加。自分たちだけでは見落としてしまいそうな細かいところまで解説してくださった。普段は施錠のされている弾薬庫の中にも入ることができる。
軍事施設内の見学を省略した45分のコースもある。
弾薬庫に続く道などは整備されていたが、基本的に山登りのような道が続く。
石を積んだ人がつけた印。
こちらはトイレ。
奥の扉は小用の個室で、大は手前の浴槽のような溝にする。かなり開放的…。
二段に別れたレンガの壁は、上の段を職を失った武士によって作られ、下の段は刑務作業で作られたとのこと。
イラクサは、イライラするの語源だそうだ。触ると小さなトゲがありイライラするから、らしい…。
海を見ながら横須賀カレーを食べたり。
水平線をのんびりと眺める。
歴史と自然を満喫できる、お手軽だけど大満足の旅となった。
夏は海水浴客でにぎわうらしい。季節を変えると、また違った表情を見せてくれる。また行きたい!
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