micro:bit V2 , BLE HIDでマイクラを遊んでみた

micro:bit V2 には、Bluetooth経由でHIDを使うことができる拡張機能、microbit-pxt-blehidというのがある。
使い方は簡単で、基本的なことはここでは書かないけれど、お試しでKeyboardのVolueの上げ下げをmicro:bitで制御するには、次のブロックでできるようになる。

Volueの上げ下げ

今回はこれを使ってマインクラフトをコントロールするとどうなるか、試してみた。結果から言うと、まだ改良の余地たっぷりで、実用的なものまで到達できなかった。でもこれはこれで楽しいし、ちょこっと便利になる。
ちなみにマイクラの外部からのコントロールは、古くはMinecraft PIのソケットを使った制御が有名だったりするが、最近では星野さんが色々と試されているので参考にされるといいと思う。

今回使ったデバイスは2つ、KeyboardとMouseだ。

BLE HIDが追加されたMake block

マイクラではキャラクターの視線変更にマウスの上下左右と、キャラクターの動きに"w","s","a","d","Space"等が割り当てられている。それらを以下のようにmicro:bitの入力に割り当てた。

マイクラキーのmicro:bitへのアサイン

実際にマイクラで使ってみたところ、マウスの動きは視線変更も構築と破壊もスムースなのだが、前進とジャンプはまだ実用できるレベルには至っていない。文字自体はマイクラに入力できているようなのだが、うまく受け取れない感じ。タイミング的な話なのかもしれない。
そこで何か別の使い方はないかと考えて、キータイプがマイクラに入力できるならコマンドも入力できるだろうと思い試してみた。ジャンプ等と同様に動作は安定しないものの、一応はコマンドが起動できたので、以下のコードを組んでみた。

Night and day

これの使い方だが、普通にキーボードでマイクラを使っている横にこのmicro:bitを置いてクリエイティブで建築をする。しかし建築中に夜になってしまうのは不便。コマンド打つのも面倒。そんな時にこの横に置いてあるmicro:bitを揺すると昼になってくれる。まさに追加のコントローラーボード的な使い方である。
よく使うコマンドを複数入れておけば、瞬時に起動できるので、これは便利!! ぜひみなさんも使って欲しい。

追加コントローラー

またこの簡便さは小学生向けのワークショップにちょうど良い感じがする。マイクラはコンテンツとして鉄板なので、micro:bitのプログラミングを加味することでEducationモードとはまた少し違うリアルさを実感できる。そしてなによりmicro:bitの豊富なセンサーが、マイクラコントローラーとして独自のアイデアにつながりやすいのではないかと思った。ぜひ、どこかで実現したい。

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