マガジンのカバー画像

AS(D) × 非AS(D)夫婦

24
AS(D)タイプの夫と非ASタイプの私の、 夫婦折り合い体験記事。
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

スタートラインに立つ。

ASD理解覚醒の救世主現る、の巻。同居して2年目の去年の夏、 夫の転職で、夫婦関係がギクシャクし、しばらく私が実家に帰ろうかというところまで精神的に追い詰められていた時、私たちは、とあるブログと出会う。 まず同居したての新婚早々ぶち当たった違和感は、自宅で食事をすると、私がまだ食べ終えていなくても、自分が先に食べ終わると夫はサッサと空いたお皿を片付けてしまい、会話も弾まないまま「食べる作業」のような食卓では、私にとっては気持ち的に美味しく食べられず、全然リラックスができなか

私たち夫婦のかたち。

さて、夫がASD特性を自認し、夫婦のスタートラインに立ったあと、私は一人芝居の虚しさからは脱したものの、すっかり楽になれたとは言い難かった。 夫は新しい環境への不安に加え、私に怒られるのを恐れ、家で「外モード」になってしまったり、私もどれだけASDの理解をしても同じような揉め事を繰り返してしまう不安や混乱で、パニック障害が悪化したりと、お互いメンタル不安定のグダグダ状態が続いた。 何故なら、ASDだと本人が自覚したからと言って、いきなり変われるわけがない。それには何が違和感な

夫婦モード⇄閃きモード

これは今閃いた勝手な仮説なんですが、 どうやら私は夫の思考回路に合わせて 注目すべき焦点を変えているっぽいのです。 以前も「定型脳、ASD化現象」という記事を書きましたが、そこでもお話した"感情のボリュームを絞る"という事に加え、どうやら"話のピントの合わせ方"にも変化があるようだと気付きました。 感情面のボリューム変化は、私の情緒面が豊かになると、会話に感情表現がたくさん流れ込み、夫が拾いきれず取りこぼされる気持ちが多くなるため、私も痛みを感じてストレスが増えるという