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ITパスポート試験に向けて4日目【調達計画と実施】

今日は調達計画と実施について学びました。
システムを外部へ発注する場合は、実際に開発プロジェクトを始める前に、システムの内容や費用、開発期間などに関する契約をします。

調達
調達とは、企業がお金を払ってベンダにシステムを開発してもらうことです。発注企業とベンダの間で取り交わす契約も調達の中に含まれます。
その中でも「RFI」と「RFP」はITパスポート試験においてとても重要となります。

□調達の流れ

※1 SBクリティブ株式会社発行
令和4年度いちばんやさしいITパスポート
絶対合格の教科書+出る順問題集より引用

RFI(情報提供依頼)
ベンダに対して、ベンダの実績や技術、経験などの情報を送ってもらうために要求する文書のことをいいます。
FRIを送付する目的は2つあり、1つ目の目的は相手の技術力や信頼度を測り、そのベンダにシステムを開発を発注してよいかを判断します。ここが一次審査のような役割になります。
2つ目の目的は、FRIでないと入手できない企業が非公開にしている情報を取得するためです。ベンダは、会社紹介のパンフレットや製品カタログ、技術動向等をまとめた資料を返送します。この際、ベンダが非公開にしている情報を守るために企業とベンダの間でNDA(機密保持契約)を結ぶこともあります。

RFP(提案依頼書)
発注候補のベンダに対して、具体的な受注条件やシステム設計などを記載した提案書の提出を依頼する文書です。
FRIで得た情報をもとにして発注候補を数社に絞り、RFPを発注候補へ送ります。FRPを受け取ったベンダは、システムの設計を書いた提案書を返送します。FRPを依頼することは、後々のトラブル防止のためにとても重要となります。

すべてのシステム開発が完了後、その内容を確認します。これを検収といい、検収が終了すると調達が完了となります。
ITパスポート試験では、検収までの流れを問う問題も出題されることがあるので、一連の流れをしっかりと覚えたいと思います。

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