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ITパスポート試験に向けて8日目【システム設計】

今日は、システム設計について学びました。
システム要件定義でこれから作るシステムに必要な機能や性能が決まったら、次はシステム設計を行います。
システム要件定義の内容をもとに、システムの設計図を書き起こし「システム方式設計」「ソフトウェア要件定義」「ソフトウェア方式設計」
「ソフトウェア詳細設計」の4つのプロセスに分けて設計を行います。

システム方式設計
システム要件定義プロセスで洗い出したシステム要件を、ハードウェア、ソフトウェア、手作業のいずれかに振り分けられるプロセスで、システム方式設計を行うことでシステムに何がいくつ必要なのかが明確になります。システム方式設計では、ハードウェアとソフトウェアに振り分けられたシステム要件のみシステムで実現します。

ソフトウェア要件定義
機能や性能を決める工程で、システム方式設計でソフトウェアに割り当てられたシステム要件をより具体化していきます。
代表的なソフトウェア要件は「インターフェースの要件(画面、帳票、ファイル等)、データの要件(データの種類、データベースの要件等)」などがあります。

ソフトウェア方式設計
ソフトウェア要件定義で決めたソフトウェア要件をプログラムの単位まで分割する工程で、ソフトウェア要件をどのように実現するのかを決めます。

ソフトウェア詳細設計
ソフトウェア方式設計でプログラムの単位まで分類された要件をさらにコーディングができる単位まで分割する工程で、具体的には、動作ロジックを検討しその結果をフローチャートにして表します。この工程で分割されたプログラムをソフトウェアユニットといいます。

フローチャート
※ITパスポート試験ドットコムより引用

外部設計と内部設計
システム要件定義とシステム設計の工程にはもう一つの別の分類方法があり
、それは外部設計と内部設計です。
・外部設計:
ユーザから見える箇所の設計で、コンピュータの制約は考慮せず、ユーザの立場から見た業務機能を中心に設計します。外部設計には「システム要件定義」「システム設計のシステム方式設計」の2つの工程該当します。
・内部設計:
ユーザから見えない箇所の設計のことで、「システム設計のソフトウェア要件定義」「システム設計のソフトウェア方式設計」の2つの工程が該当します。

システム設計では似た名前が多く、覚えるのがとても大変だと感じました。似た名前で混同しがちですが、それぞれの違いや役割をしっかりと覚えたいと思います。また、ITパスポート試験では、システム設計の各プロセスの定義がよく出題されるようなので、こちらもしっかりと覚えたいと思います。

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