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ITパスポート試験に向けて19日目【プロジェクトスケジュールマネジメント】

今日は、PMBOKの10の知識エリアの1つであるプロジェクトスケジュールマネジメントについて学びました。
プロジェクトスケジュールマネジメントでは、プロジェクトがスケジュール内に完了するように管理します。その際、進捗管理において進捗状況を定量的に判断するために、ガントチャートとアローダイアグラムの図を使います。

ガントチャート
プロジェクトの進捗状況を視覚的に表す図で、横軸に時間、縦軸にタスクを取り、タスクの所要時間を長さで表しタスクごとに予定と実績を記入します。スケジュールを立てる際にとても便利ですが、作業が複数ある場合は不向きです。

※1SBクリティブ株式会社発行
令和4年度いちばんやさしいITパスポート
絶対合格の教科書+出る順問題集より引用


アローダイアグラム
前後の作業の依存関係を考慮に入れる場合に使われます。作業の流れを矢印で表し、作業工程や依存関係を表すことができるため、プロジェクトの完了までに最も時間がかかる経路を発見することができます。

※1SBクリティブ株式会社発行
令和4年度いちばんやさしいITパスポート
絶対合格の教科書+出る順問題集より引用
※1SBクリティブ株式会社発行
令和4年度いちばんやさしいITパスポート
絶対合格の教科書+出る順問題集より引用


ダミー作業とは、依存関係を表すために記載します。作業は何も発生しませんが、ダミー作業を記載することによって上記の図では、作業Eは作業A、B、Dが完了しないと開始することができないという意味になります。
また、プロジェクトにおいて最も時間のかかる経路のことをクリティカルパスといいい、この経路が遅れるとプロジェクト全体が遅れてしまうため、プロジェクト管理において重要視されます。図のクリティカルパスはA→B→Eの経路がクリティカルパスになるため、全作業を完了するには6日間必要ということがわかります

プロジェクトスケジュールマネジメントでは、ITパスポート試験において、アローダイアグラムを用いてクリティカルパスを求める問題や、一部の作業に遅れが出た場合に全体の作業日数は何日遅れるか、などの問題がよく出題されるようです。記号の意味とクリティカルパスの意味をしっかりと覚えたいと思います。

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