見出し画像

ITパスポート試験に向けて3日目【企画プロセスと案件定義プロセス】

今日は企画プロセスと案件定義プロセスについて学びました。
ソフトウェアライフサイクルのうち、経営者は企画プロセスのみ関与します。企画プロセスと経営目標をきちんと適応させることが重要です。
ITパスポート試験では、「企画プロセス」「システム化計画」「ROE」の3つの用語がよく出題されるようです。

企画プロセス
経営者の目標を達成するために、システムに必要な案件を集め計画を立てるプロセスです。
共通フレームでは、「企画プロセ全体の目的は、経営・事業の的、目標を達成するために必要なシステムに関係する要件の集合とシステム化の方針、及び、システムを実現するための実施計画を得ることである」と定義されています。
企画プロセスはさらに次の2つのプロセスに分かれます。
・システム化構想の立案プロセス:
経営課題を解決するための新たな業務とシステムの構想を立案プロセスで、具体的なテスクとして経営上のニーズと課題の確認があります。経営戦略と整合性の取れている全体最適を実現するシステムを開発するために必要なタスクです。
・システム化計画の立案プロセス:
システム化構想を具現化するためのシステム化計画および、プロジェクト計画を具体化して利害関係者の合意を得るプロセスで、具体的なタスクとしては、システム化計画の基本案件の確認や、対象システムの分析、費用とシステム投資効果の予測などを行います。費用とシステム投資効果の予測のタスクで費用対効果(ROE)を計算します。

ROE
情報システムの費用対効果(コストパフォーマンス)を評価するための指標です。投資した金額に対して得られる利益の割合から求め、ROEの値が高いほど費用対効果がよい投資といえます。
ROEの計算式は利益÷投資額です。

案件定義プロセス
ユーザが業務を行うのに必要な案件を明確にするプロセスです。
主な目的はユーザのニーズを知ることです。
・案件定義プロセスの進め方:
システムに必要な要件を明らかにするために、ユーザからどんなシステムが必要なのかヒヤリングを行います。
・業務要件の洗い出し:
ユーザからのヒヤリングの結果をもとに、日々の仕事を行うために必要な条件として業務案件を洗い出します。

企画プロセスと要件定義プロセスでは、
・企画プロセスの目的は、システムを実現するための実施計画を得ること。
・企画プロセスは、システム化構想の立案とシステム化計画の立案に分類される。
・システム化構想の立案プロセスでは、経営上のニーズや課題を確認する。
・システム化計画の立案プロセスでは、費用とシステム投資効果を予測する。
・ROIの計算式は、「ROI=利益÷投資額」
・案件定義プロセスとは、業界要件を明確にするプロセス。
・要件定義プロセスの主な目的は、ユーザのニーズを知ること。

以上の7点は、ITパスポート試験によく出題されるようなので、しっかりと覚えたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?