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家を出て1週間

2021年9月19日日曜日

私は娘とネコを連れて家を出た。
本当は荷物を運びつつのはずだったが、
家をでることを告げたら(メッセージにて)、
ものすごい怒りのメッセージが届き、急遽大事なものだけ持って出た。
出てしまうまでの恐怖は今思い出しても震える。

取るものも取らず…という状態で家をでた。
正直何もない状態。
全ての物を買い求めなくてはいけなくて、買いながら泣けてきた。

1週間が過ぎ、ようやく暮らしが落ち着いてきた。
子供が遊びに出ている午後、こうやってnoteを書けるまでになった。
大好きなベートーヴェンのピアノソナタをiphoneで流しながら…。

ふと…ひどく惨めな気持ちになる。
持ち物の半分以上はあきらめて出てきた。
子供たちの思い出もたくさん置いてきた。
娘のピアノもあきらめざるを得なかった。
たくさんのものをあきらめて、捨てなくてはならなかった。
今まで頑張ってきたものはなんだったのか?
こんなにも惨めな思いになるんだなと涙が出てくる。
家を出て、初めて泣いた。

家を出たことは後悔していない。
自由を得るために戦う意志もある。
それでも…惨めな思いは変わらない。

相手も妻子に出ていかれてきっと惨めな思いをしてるのだろう。
でも、出ていったほうも同じように惨めな思いをしてるのだ。
大事にしてきたものを全部捨ててまで出てきた。
もう取り戻せないだろう。
前を向いて進むしかないことはわかっている。
でも…たまには吐き出さないとしんどくなるな。

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