こちらの意思は関係ない。
いつからだろう?
気づけば隣にはいつも都がいた。
私は自身のことにいつも精一杯だったから周りのことに気づけない。
それでも、人がいるとかいないとかは気がつくもので、それは煩わしいからだったり、単に気が散るからなんだけど。
都はそこにストンといた。
私も驚くでもなく、ただ当たり前みたいに受け入れていた。
それは空気みたいなものだった。
普段は意識せず、あるのかないのかわからない物だけれど、なければ困る物。
彼女がいなくて困ることはない。
ただ私にとってのあり方がそうと思われた。
そんなあたりまえ。
私の日常に人はない。
唯一の人(世界)との関わり。
関わることを望んでいるのではない。
そういう物ではなくて、世界とはそういうものだ。
こちらの意思は関係ない。
悪く…は、ない、と思っている。
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