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金平糖のさりげなさ

こんにちは!mame千代です。

私の家には、私が子供の頃の家族写真がさりげなく飾ってあります。
そこにさりげなく写る私の祖母は、金平糖が好きな人でした。

金平糖、それはさりげない可愛らしさと上品さそのものです。
そして口に入れるとほどけるように溶けていく、さりげない甘さと舌触りが魅力です。

ある日のことです。
ふと、いつものさりげない家族写真に目をやると、その前に小皿が置いてありました。
そこには金平糖が5粒。
娘に聞いてみました。

母「これ、meーちゃんが置いたの?」

娘「そーだよー。ママのばあば金平糖好きだったんでしょ?今日お友達がくれたからあげたの。」

母「そっか。ばあば喜ぶねー。」


娘の優しさにほっこりした翌日、
小皿の金平糖は4粒に減っていました。
そう、さりげなく1粒だけ。

そしてその翌日も1粒、また1粒と、
さりげなく減る金平糖。。

最後の1粒をぐっと我慢する娘の姿にまたほっこりする母でした。

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