とある保育園児がカナヘビみつけた話
先日、カナヘビを見つけたんですって。
保育園のお散歩中に。
うちの息子、恐竜や昆虫、とにかく生き物が大好きで常に目を輝かせながら、虫はいないか、動物はいないか探して歩いてるんです。
今日もお迎えに行ったら、ダンゴムシとカマキリの赤ちゃんを見せてくれました。
ちなみに、今日のカマキリを最初に発見したのも息子で、そこから園庭中の子ども達がカマキリ探しに没頭したようです。笑
で、そのお散歩中に発見したカナヘビ、なんとその時担任の男の先生が捕まえてくれて、園に連れて帰ってくれたんです。
そんなカナヘビも、次の日になったらきっと逃がされてしまうんだろうなと思ってたんですが、次の日も、またその次の日もいるんです。
ちゃんと水は貰ってるようだけど、エサはどうしてんのかな?と思ってたのですが、一応元気そうに舌をピロピロ出しています。
このカナヘビのおかげで、なんとあのうちの子が、毎朝一切グズることなく、「カナヘビどうしてるかなー?」とニコニコと保育園に向かうようになりました!!!
そして、お迎えに行くと、男の子数人でカナヘビを眺めたりチョンチョンと触ってみたり、お友達との観察を楽しんでいるんです。
どうやら、自分が見つけたカナヘビをみんなが大切に思ってくれて、一緒に育てているんだというこの体験は、彼にとって非常に誇らしく、何とも言えない喜びを感じているみたいです。
で、ですね。
ついに今日1週間経ちまして、先生方に「息子が見つけたカナヘビを飼ってくれて、ありがとうございます。本当に嬉しかったみたいで、毎朝グズることもなくなって、カナヘビに会えるのを楽しみに保育園に向かってます!」と伝えたんです。
そしたら、園長と担任の先生が2人して、
「わー!可愛いなぁ。それ聞いちゃったら、なおさら飼わないわけいかないなー!!!」って言うんです。
何か問題があったのかな?と思って聞いたところ、実はカナヘビの餌問題が勃発しているのだと。
どうやら、彼らカナヘビは幼虫を食べるんだと。笑
話を更によくよく聞くと、カナヘビを捕まえた日、凄いタイミングで、何かのエサかなんかにする蛾の幼虫をくれた方がいたそうで、じゃあカナヘビこのまま飼ってみようということになったそうなんです。
でも、その幼虫は常温で保管しておくと、蛾になっちゃうと...。(O_O)
そこで、なんと担任の先生が休憩室の冷蔵庫にしまったところ、ほかの先生からブーイングがあったそうです。
今後どうするんだと。
早くカナヘビ逃して来いとの声も上がってると。
そりゃそうだ。笑
そんなこと聞いたら、申し訳なくて、本当有り難いですが無理しないでくださいと言いましたヽ(;▽;)ノ
でも、園長と担任の先生が揃って、「いや、冬眠まではさせられないみたいだから、長くても秋まで。秋になったら逃すと思うけど、それまでは飼ってみようと思うんです。」と。
本当に有り難い話です。
幼少期の子ども達の日頃の小さな発見や体験は、本当にその後の糧になると思います。心の支えにさえなるかもしれません。
中でも、小さな小さな命を目を輝かせてみつめた経験は、人生の中で一番最初に命の尊さ、愛おしさを実感する瞬間であり、その後の人生においてずっとずーっと、心に残る温かさだと思います。
他の子ども達も凄く可愛がってるカナヘビ。
いつか途中で弱って死んでしまうかもしれないけど、きっとそれも言葉では伝えられない、尊い学びになるはず。
今日は先生方の子ども達の発見や経験を尊重しようとして下さる姿に凄く嬉しくなりました♪
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