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大好きな漫画が完結して1年が経った。

私が「ハイキュー!!」に出会ったのは、約4年前のハイキュー(819)の日でした。ものすごく運命的だったからよく覚えています。だって!こんなにどハマりした漫画!そうそうないもの!!!!!

それぐらいに衝撃でした。当時のツイートによると、8月19日にAmazonから届いたコミックス26巻を一気読みしたらしい。日付が変わるまで読むのを止められなかったようです。確かにうっすら覚えている。大きなバッグに10巻ぐらいまでのハイキューを詰めてスポーツジムに向かい、エアロバイクを漕ぎながら読んで、もっとたくさんの巻を持ってくればよかったなあと後悔した記憶。

どなたかのハイキューの感想でお見かけして、深く心に残っている評があります。それは、「ハイキューは、部活を通してバレーを描いているのではなく、バレーを通して部活を描いている」というもの。この評を見たとき、心の底から納得しました。2017年の話だから、本誌では強化合宿〜春高本戦が連載されていた頃。今なら、「ハイキューは人生を描いている」と言えるのではないでしょうか。

本誌を追い始めたのは、稲荷崎戦の途中から。
私の最推しである影山が美しく神々しく覚醒した「静かなる王の誕生」をリアルタイムで見たときには、本誌を追っていて良かった!と心から雄叫びをあげました。

稲荷崎戦のラストも、とてもよく覚えている。日曜日にたまたま日付が変わるまで外にいて、0時過ぎにコンビニに入ったらジャンプが置いてあって、思わず買って帰ってしまった。当時のジャンプラは0時配信ではなく、月曜朝の5時頃配信だったから、最速はコンビニ入手だったんですよね。
稲荷崎戦の決着がIH青城戦と同じ構図になっていること、あの日の敗北があったからこそ変人コンビはブロックに成功したことーーに気がついて、ブワッと鳥肌が立って、早くみんな起きて!誰か私と一緒に興奮を分かち合って!と大騒ぎしたものです。

音駒戦が始まった頃に仙台での原画展が開催されて、どうしても行きたくて、有給使って単騎で仙台に乗り込んで。日曜に前乗りをして、原画展に実際に行ったのは月曜日。「その週の本誌に掲載されている話が展示される」という週替わりの企画で、私が行った日からの展示が、298話「導」だったんです。お手元にコミックスのある方はぜひ見てみてほしい。泣くて、こんなん。この週に原画展に行くことを決めた自分自身を褒め称えてあげたい。来場者みんなハンカチ片手にすんすん泣いてたもん。

まだまだ書き足りない。突然のブラジルで度肝抜かれたまま3週間のお預けを食らったり、SUMESHIに沸いたり、裏返しのカードをめくるようにみんなの進路が明らかになるたびに盛り上がったり……ハイキューを好きになって、初めて自分でジャンプを本誌で追うようになって、Twitterでたくさんのハイキュー好きさんと出会い、感想を共有しあって、本当に素敵な思い出がたくさん増えたなあと、心からそう思います。

今までの人生の中で一番好きな漫画・ハイキュー。大好きな漫画が、最高の形で最終回を迎えたことがとても嬉しかった。不本意な形で終わりを迎えるコンテンツもたくさんあることを知っているから。おめでとう、ありがとう、大好きだと、愛ある言葉に包まれて、綺麗な終わりを迎えたことが嬉しかった。

それが1年前の話。

朝起きたら、TLやトレンドに「ハイキュー完結1周年」を祝う言葉やファンアートが溢れていて、どうしようもなく胸がいっぱいになった。
完結してもなお、こんなに愛される作品ってすごい。
そんな作品に出会えて、好きになれて、同じ「好き」を持っている人たちと友達に慣れて、ものすごく幸せだなあという気持ちが溢れて、今、こんなとりとめのない文章を書いています。

ハイキュー完結1周年、本当におめでとうございます。

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