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【アイナナ】アイドリッシュセブンと広告〜アイナナのファンはめちゃくちゃ信頼されている〜

日経クロストレンドで公開された記事が、アイナナファンの間で大きな話題になっています。

2021年6月に実施されたリプトンコラボ、7月に実施されたプロポコラボについてとても細やかに書かれている記事です。メーカー、バンナムオンライン双方に取材をし、「各商品が抱えていた課題」や「実際に現れた経済効果」といった貴重な情報について書いてあり、非常に面白いのでぜひ全文読むことをオススメします!会員登録が必要ですが、無料で登録可能かつ住所の入力も必要ない(郵便番号までは入力必須ですが)ため、ハードルは低いと思います。データだけでなく、企業がアイナナファンの熱量に触れて驚く様子や、どれだけ真摯にこのコラボに向き合ってくださったのかについても記載されておりますので、どうか読んでください!

もちろん私は日経クロストレンドの回し者ではありません。純粋に、こんなにいい記事が読めて嬉しい!という衝動でこのnoteを書いていますし、こういう記事が好きなアイナナファンは多いだろうな!という気持ちでオススメしています。実際、現在「人気記事」ランキング1位に君臨しており、多くの方に読まれていることが窺えます。

(記事が公開されたの、7月21日なんですね。まったく気づけてなかった……こういうのに気付けるようになりたい……)

記事を読んだ感想としては、「アイドリッシュセブン、すごい……」。あまりにも人並み!!なんですけど、何にすごさを感じたかといえば、アイドリッシュセブンというコンテンツが「課題解決手段」になる力を持っていると証明されたことです。

「広告を出す」「プロモーションを打つ」というアクションは、課題解決の手段です。企業が自社の利益を出すために「今ある商品をもっと売りたい」「サービスの知名度を上げたい」などの課題を解決するために行われるものです。いかに少ない先行投資で、いかに多くの効果を見込むか。いかに現在の課題に対する優秀な先行投資先=課題解決方法を見つけるかが成功の要です。

その「課題解決方法」としてご提示できるものなんですよ、アイドリッシュセブンというコンテンツは!!

というか、この記事を読んで私は強く感じたのですが、

アイナナのファン、めちゃめちゃ信頼されてる!!!!!!!!

アイドリッシュセブンというコンテンツを課題解決手段として使うとき、おそらくバンナムオンラインさんはこんな説明をしているのでは?という推測はこんな感じです。
・女性人気の高い、フォロワー数63万のTwitterアカウントを持つコンテンツ
・登場する架空のキャラクターたちを「現実のアイドルとして扱う」というブランディングをし、独自の魅力を確立している(他コンテンツとの差別化)
・それゆえ運営とファンとの信頼関係が強固で、ファンはキャンペーンに対しアクティブに行動してくれる(ファンの質が高い)

ちゃんとファンが動く、という信頼があるから、バンナムオンラインさんはアイナナを課題解決手段として各種企業に提案できる。そして、ちゃんとファンの信頼を裏切らない形でキャンペーンを作り上げてくれる。ファンは期待を裏切らない喜びを提供してくれた運営と企業に感謝して気持ちよく購買行動を行う。陽しかないこのサイクルが見事に成立している。これって本当にすごいこと。

そして、今回のリプトンコラボとプロポコラボで、私たちはまた成功事例を作ることができたようです。ようです、というのは、別に私たちはキャンペーンを成功させようと思って購買行動を行ったわけではないから。少なくとも私はそうでした。アイドルが実在しているようなキャンペーンが嬉しくて、素敵なイラストや特典を手に入れたくて、自分が満たされたいがためにお金を払っただけだから。

私たちは今までに何度も企業とアイナナのコラボを経験していて、その全てが「アイナナ世界のアイドルに仕事をオファーした」という建付で世界観を構築してくれており、その点に魅力を感じて購買行動を起こしていました。その信頼があるから企業コラボの発表に喜びはしますが、内容に少しでも違和感があれば購買には至らなかったなかったはずです。そこが企業にとっての賭けではある。

でも私は、日常にアイドルが溶け込む形のコラボが嬉しかったし特典も嬉しかった。特にプロポの特典は「欲しい!」となるものだったので、「早く金を払わせてくれ」状態でした。成功していたのでは?という体感こそあれど実の結果は企業のみぞ知るなので、結果としてこんな数字が出ていたことが知れて本当に嬉しいです。

この記事を読んでひとつ思い出したことがありました。
アニナナ2期の放映開始前に打ち出された広告です。下記リンク先の「山手線広告12デザイン」にて閲覧できます。ぜひ、ぜひ、見て欲しいです。

IDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeの計12名のアイドルたちのキャッチコピーが所狭しと並べられているこの広告。ひとつひとつのキャッチコピーがあまりにもぴったりで、よく考えられたものです。これらのキャッチコピーを考えたのは、ほかでもない「アイナナのファン」です。

アニメ「アイドリッシュセブン」のTwitterアカウントにて実施されたこのキャンペーンは、「アイドル」へのキャッチコピー(名目は「推しコメント」)をファンから募るという趣旨のものでした。

私、昨年4月に丸の内でこの広告の天くんと対面した時の衝撃が忘れられなくて。
「か、、、、賢すぎるーーーーー!!!!!」ってなりました。あのキャンペーンをこんなふうに形にするなんて天才すぎない!?!?

だって、キャッチコピーって何本も何本も書くんですよ。ひとつのキャッチコピーのためにめちゃめちゃ書く。その中の大半を没にして、一本の選ばれたキャッチコピーが採用される。それはただ優れているだけでなく、ちゃんとファンの納得するものでなければいけない。コンテンツを深く理解している企業側でも正直しんどい。

それを一瞬で何千案も集める、賢すぎる手段なんですよ。この時のキャンペーン。ローリスクハイリターンにも程がある。

でも、「めんどくさい作業をアウトソーシングした」というわけではないと、個人的には感じています。なぜなら、アイナナの運営はアイナナを愛してくれる人にしか公式創作物を委ねないと思うから。
「四六時中ファンのことを考えてくれているほどにアイナナが好きなあなたたちなら、最高のキャッチコピーを考えてくれるよね」というファンへの信頼がないと、こんな施策は打てないと思う。

この施策を見かけたときは、マネージャー歴1カ月ぐらいだったのだけれど、当時ものすごく驚いた記憶があります。こんなに運営とファンの信頼関係が強固なコンテンツって何?恐ろしいんですけど!?と衝撃を受けました。
何故こんなに信頼関係が築けるのか?については、あれから1年半ほどアイナナというコンテンツと付き合ってきて理解できました。アイナナは沼。毎日が楽しい。他の方のツイートでお見かけした表現をお借りすると、サプライズがめちゃくちゃ上手い彼氏。

プロモーションひとつでこんなにファンを喜ばせてくれる、唯一無二なコンテンツに出会えたことを嬉しく思います。
そして、今回の成功事例が呼び込んでくれる新しいお仕事(他のグループ含め!お待ちしております!)が、今から楽しみでなりません。

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