見出し画像

小沢健二『Eclectic』

おはようございます。
フジイ サダモリです。

今日はceroの新譜『POLY LIFE MULTI SOUL』の発売日!というわけで、朝からタワーレコードに行こうと思っていたのですが(DLコード付きのカセットテープが特典でもらえる)、なんと急遽仕事になってしまいました。仕方ないですね。


昼に聴いてそのまんま記事を書こうと考えていたのですが、夜に買いに行くことにします。

iTunesで買うことも考えたのですが、今回はフィジカルで欲しいんですよね。ライブDVDが付くというのもあるのですが、こんな風に思える作品は久し振りなので、早く聴きたいのは山々なんですが、なんとか堪えて夜を待ちたいと思います。でも明日までは絶対に待てないので、今日の夜を逃したらダウンロードで買ってしまおうと考えています。

今日はその代わり。という訳でもないのですが、このcero『POLY LIFE MULTI SOUL』の先行曲「魚の骨 鳥の羽根」を聴いたり、各曲の一部をiTunesで聴いていると、とあるアルバムを思い浮かべずにはいられず。その話を少しだけ書いてみます。そのアルバムとは小沢健二の2002年作『Eclectic』です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小沢健二『Eclectic』


2018年の今現在も、彼の新作は今か今かと待ち焦がれられているわけですが、その状況は2002年当時も同じ。というより、さらに強かったように思います。アルバムは1996年の『球体の奏でる音楽』以来。あれだけ連発していたシングルも1998年の『春にして君を想う』以来リリースされていませんでした。当然TVや雑誌などへの出演も無し。そんな状況下で、本当に突然リリースされた本作。アメリカで全て録音され洗練されまくった音楽性もさることながら、我々リスナーを何よりも驚かせたのは小沢健二の『』でした。

1998年『春にして君を想う

2002年『麝香

ね。

これは驚くでしょう。めちゃくちゃセクシーな倍音多めの発声。別人なんじゃないかと思うレベルです。喉を締めるように歌う以前のスタイルとは、全然違うんですよね。その変化を小沢らしいやり方で、分かりやすく提示してくれたのが『今夜はブギーバック』の新バージョンの収録なんですよね。歌詞も大幅に書き換えられています。で、これ、めちゃくちゃカッコいい。グルーヴの重心が拍の後ろ目。固めのスネアの音とか、今聴いても痺れます。つか、全体的に、マジでカッコいい。音がすごいんですよ。一度ハマると中毒になります。

このアルバムはiTunesにも無いので、どこかのレコード屋さんで見つけたらすぐ買いましょう。

ceroの新作を深く理解する上でも不可欠な一枚であることは間違いなしです。

#cero #小沢健二 #eclectic #polylifemultisoul

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?