オルタナティブ回想記②
98年のロック。
それは前年の97年作Radiohead『OK Computer』の衝撃が世界中に伝わり、これまで通用していたものが通用しなくなる、とても混沌とした時代に入っていました。
今でこそ、音楽は個々人が好きなものを好きなように聴くというスタイルが定着していますが、その始まりがこの1998年だったように思います。
その中でも骨太なロックを鳴らすバンドもいくつかいました。
ぼくの大好きなSmashing Pumpkins はドラムスのジミー・チェンバレンを薬物使用を理由に解雇。彼らの熱量溢れる演奏はとても魅力的でしたから、この事がバンドに与えた影響は少なくありません。
98年にSmashing Pumpkinsの出したアルバム『Adore』からの先行シングル「Perfect」。ぼくはめちゃくちゃ好きですけども。
まぁ、それまでのロックにあったような『今はコレが流行り!』的な方向性がないわけですね。
この状況は、2000年に出る一枚のアルバム『KID A』で更に塗り替えられることになります。作ったのはまたRadioheadです。
では、日本はどうだったのか。
コレは前述の宇多田ヒカルは言うまでもなく、ロック面でも百花繚乱の時を迎えていました。
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