祖母日記 : 20190924

おばあちゃんの最近の主食であるプリンと小さいパンを買って帰ったら、ヘルパーさんも同じものを買ってくれていて、冷蔵庫の中がプリンだらけになった。

それについて爆笑してたら、おばあちゃんも一緒に爆笑してくれて、なんとか元気になってくれたなあと嬉しくなる。
おばあちゃんはこういう時、怒る人だとずっと思っていたから意外だなあと感じ、またひとつ知らない祖母を知る。

毎晩、次の日に飲む祖母の薬を、朝昼晩と仕切りの入った箱に、分量どおり入れる作業がある。
私はその作業が、その日1日を終わらせて次の日を迎えるための儀式みたいに思えて、背筋がしゃんとなる。

どんなに慌ただしい日でも、なし崩しに生きるのではなく、1日をその1日として、そしてその1日たちをミルフィーユの生地を重ねていくように生活をしたい。

ひとつひとつ丁寧に気づいてそれにちゃんと応答すること、ひとつひとつのルーチンをきっちりこなし続けること。朝起きて、ひとつひとつの働きを行なって、悔いなく眠る。大切にしたいことだ。


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