頭の中ではいつもクリープハイプが鳴っている

辛い時にしか連絡しない人がいて、その人に唯一心を許していると思いつつ、きっと全部は言えないんだろうなとも思う。

叶わない願いを並べて、叶えようとして、叶わなくて、
あー、お風呂にゆず入れよう、みたいな小さな願いを少しずつ叶える。

前髪を切ろう切ろうと思ったことを達成できていないだけで辛くなる、そんな生きづらさを隠すのはすごく上手くなってきて、
ちょっと弱ってみせたら、今日はしんどそうだね？って言われるからやっぱり明るく振る舞うことにして、
できることが1増えるごとにできないことが3増えることにイライラしている。そのイライラもアルコールや2980円のスカートでごまかす。

大人ってあえて悲しいことを探して、楽しいことを避けているのかとあの頃は思ったけれど、そうじゃないのかもしれない。
生きているだけでどんどん悲しいことは湧いてくる、傷つく、
そんなだけの人生嫌だから都会には美味しいご飯屋さんがたくさんあって、大人は夜更けまで遊ぶ。

どうしたらいい？とずっと質問してくる心の声をかき消すようにイヤホンを耳に刺す。

大丈夫、生きてるよ、死なないように必死で楽しいものを探しては飛び込んでいるよ。最高。