平成最後のクリスマスって言っても夏より切なさが足りなくって逆に切ない

今日は寒さがゆるい。

落ち着かない師走も、朝の7時はおだやかで。
少し早く駅に着いてしまったので、膝を机にしてハガキを書いた。

好きな人はいない。
好きでありたい人はいる。

きっとその人に送りたいのであろう
次々と浮かぶことばたちを、
スケジュール帳の、使わなかった月の部分に書きなぐって
とりあえずわたしの中から出していく。

一年前、その時の好きな人と出かけた時に衝動で買った、
その時流行っていたリップがそろそろ無くなりそうだ。
私の顔に似合う色だから同じものを買おうか、迷って2週間が経った。

季節の変わりも心の変わりも早いことが怖い。
怖いからせめて置いていかれないようにしがみついている。

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