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2022.0831 加法混色

2022.0831

2022.0831
加法混色 @ 下北沢BASEMENT BAR
w/ 離婚伝説(OA), Kanna ,鋭児 , Chapman(キャンセル),DJ Yuta Hara(from.Billyrrom)

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私の初企画、加法混色
ご出演、ご来場いただいた皆様、関わっていただいたすべての方々、ありがとうございました💐

ZINEに記載した内容もこちらに記載いたします。

  1. タイトル説明

  2. 出演アーティスト紹介

  3. 企画を終えて

  4. 追記

1.タイトル説明


加法混色(additive color mixture)
光源色の組み合わせによって行う色の表現方法。それによって明度を増す現象のこと。
沢山の光が、澱むことなく明度を増して新たな色を作っていくように、私の光である音楽を混ぜて美しく素敵な空間を作りたいという意味を込め、このタイトルを付けました。

2.出演アーティスト紹介

DJ YutaHara
憂いと現代の冷ややかな熱を持ったバンドBillyrromのDJ.VJを行っている原さん。今回はDJとして参加いただきました。根底に海外バンドのグルーヴがある、お洒落さとファンクな強さがあるセンス抜群な原さんの選曲、私も楽しみです!
原さんが所属しているBillyrromについて、2020年に結成されたブルージー且つ快活な音楽に独特な韻を捉えたの歌詞が特徴的な超カッコいいバンド。必聴!音源を聴いてライブに足を運んでみてください。

離婚伝説
Vo.別府純
Gt.松田歩

2022年1月7日に始動、今年の4月には映画『シルバーロード』に初の楽曲『愛が一層メロウ』が作中サウンドトラックとして決定した、超ルーキーバンド。その爽やかさとレトロな新しさという矛盾した魅力に即虜。初ライブいただいちゃいました!!急遽だったけれど、初めて曲をきいてからいつか絶対に呼びたいと思っていたバンド、このタイミングで呼べて最高にうれしい。一曲しか公開されていないため、勿論すべてが初披露。主催者も知らない曲だらけの25分間、新しい風に吹かれて、離婚伝説の始まりを目撃しちゃおう!!離婚伝説の始まりに私の始まりも託します。時代、変えてくれ!!

Kanna
Vo.nouch
Gt.Koshi

名古屋の同い年バンドKanna!なんだか嬉しい!音源は未確認フェスティバル2019の音源審査、ライブは去年のTOKYOCALLINGで初めて見た。音源を聴いてから見るまでにかなり期間があったけれど、とにかくサウンドの良さはド素人の私でも驚いてしまうほど。名古屋の“噴水前“でよくストリートライブを行っていて、そこで培った柔軟性やストリート独特の削り磨かれた音楽的感覚はたまらなくかっこいい。今年に入ってからはフジロックルーキー、サマソニ、イナズマロックとその勢いが止まらない。ヒップホップの要素が強いけれど、そのサウンドのロックさや垣間見える様々な要素にワクワクが止まらない。思い出すと、Kannaの部分だけヒリヒリと痛むような、そんな、衝撃と爪痕を残していくライブです。消えた後残るもんがなんもない、なんて言ってるけど、消えない記憶と感覚を残していきます!また彼らのライブを体感することでしか塗り替えられないのではないかというほどの感覚を私たちに残す、というか、勝手に掻っ裂いていきます。治療費請求したい。ここまでだとにかくパンチの効いたバンドなんだと思われてしまうが(それもそうなんだけど)、それだけではない。夜の秋のような、そんな、暑さの残り香を感じつつ夏であることを遠くに感じる、終わってほしくない季節が終わろうとする、そういう夜との親和性が高い一面も持っています。8月最終日、熱量もそのあとの名残惜しい気持ちも、いったん全部Kannaに預けます!!

Chapman (出演キャンセル)
Vo. Neggy
Gt. DOI
Ba. Yuma Uehara
Key. Daichi Kakinuma
Dr.(sup.) Shu Kurita

2018年結成。世の中への示唆と空想の余白のある歌詞が特徴的な4人組ソウルバンド。現体制、Chapman第二章の始まりは2021年。曲で言うとyoakeからです。私がChapmanを知ってから初めてリリースされたのもこのyoakeなので、私にとってとても思い入れ深い曲!私が彼らを表す時によく使う言葉は、悠然とした波のような…、なんですけど、これは見ていただければわかると思います。破壊力のある力の強さではなく、大きな波で丸ごと飲み込んで、それごと心をグワンと動かされてしまうような大きさと力のあるバンドなんです。ライブを見たことがある人なら分かると思うんですけど、あの歌詞を紡ぎだし歌っているのが同一人物とは思えないMC。この差異も愛される理由なのかなと思います。歌詞の深さというと言葉の意味に反し浅く聴こえてしまうけれど、じっくり小説のように読みたくなる歌詞です。考える歌詞をライブでよいと感じられるのは、感覚として得られる音楽がいいから、なんですよね~。とにかくバンドとしてのすべてにこだわりを持っていて、私は彼らのこれから先のすべてを信じてしまっています!!サブスクリプションやYouTubeで見聴きするのも勿論ですが、CDや物を手に取り、形のある言葉と音として抱きしめていきたいなあと。まだライブを見たことがないよという人たちには、ぜひ驚愕して戸惑って、その上で愛してほしいです!!

鋭児
Vo.御厨響一
Gt.菅原寛人
Ba.及川千春
Dr.市川太郎
Key.藤田聖史

2020年活動開始の5人組バンド。バンドというか、私はその幅に収まらない、括る事の出来ない集団だと思ってます。あえて言うなら、激ヤバクリエイティブ音楽集団ですかね。彼らのどこか神話的とでも言いましょうか、現実離れしすぎているライブ。初めて見た時の恐怖心にも似たような衝撃は今でもはっきりと思い出せます。彼らの特徴の一つとしてあげられるジャムセッションでは、二度と同じ音楽を作ることが出来ないからこそ感じられる昂ぶりや面白さ、彼ら自身も予想が出来ない緊張感と破壊があって、これぞライブだ!!を感じられます。よく尖ってるって言われてれるんですけど(尖ってはいると思う)、複雑で難しそうなセンス系みたいなことですかね?でも実は伝えたい事ってシンプルで、愛とか平和とか、そういう事なんだと思います。武器を持って戦う少年漫画や戦隊もののヒーローじゃなくて、武器を持った敵に、武器を持たず大きく手を広げるような、武器を待たず立ち向かうような、そんなヒーローです。世界丸ごとどころか宇宙丸ごとの愛を持っています!その大きすぎるそしてまっすぐすぎる思いが恐怖心に近い感覚をもたらすんですかね。お酒を飲めない人たち~!大丈夫です、音楽だけで十分にぶっとべます!音楽だけでぶっとべるけど、お酒を飲める大人たちにはガブガブに飲んでいただいて、白目向きながら異次元に行ってほしいですね~~。

3.企画を終えて

この日を何度も想像して、素敵だ素敵だって思って。でも、どんな想像も今日ほど素敵じゃなかった。いつも自分に自信なんてないし、褒められても謙遜することしかできないけれど、この日だけは私が最強だったし、この日だけは胸を張って、この企画の全てを誇ることができた。

ここに至るまで沢山のことがあったなと思い返し、達成感や多幸感だけでなく、少し消失感のようなものさえ感じる。
かなり長期のプロジェクトで、実は一年前の8.31に企画を行うため、その半年前、つまり合計一年半前から構想を練っていた。コロナ禍で諦め、そして今回。2.11に会場となるBASEMENTBARをおさえその日のうちにブッキングを開始。MOROHA武道館のあとに川崎CLUBCITTAのオールナイトイベントをはしご。そこで鋭児に声をかけた。めちゃくちゃ忘れない。

どうせ長くなるのがこの時点でわかってるから書きたいこと全部書いちゃおっと。

企画をやろうって踏み切れたのは周りの影響もある、というか、大きすぎる。
私の好きな音楽を好きだという友人は周りにいなくて、企画をやる人と知り合うこともなくて、そんな中で同じような音楽を同じように広く愛する友人(しかも何人も)に出会い、企画をしようとする人・している人と出会い、彼ら彼女らの言動が私の原動力となった。私にもできるかも、私もやりたい、なんて勘違いさん思考だったのかもしれないけど、本当にやってのけましたよ〜わたし〜!

自分の思考を整理したり溢れる気持ちを落ち着かせたりするために、いくつもの文書を書いた。誰にも見せていないパワポとかもある。伝えたいこと、魅せたいもの、繋ぎたいもの、たくさんあるそれらをどう表すかというのはとても難しく、そしてそれらを考えるのは何よりも楽しかった。

当日を迎えるまでに、かなり精神を抉られる出来事だってあったけれど、それでもやっぱりこうして企画を通してそれに関われたと言う事実、その喜びの方が大きい。今になってそう思える。

DJおよび各バンドの紹介や私の考える魅力については当日配布のZINEで書いたので割愛します。読め。(読んでくださってありがとうございます。ほんとに。)
が、本当に彼らは私のヒーローだ。音楽は光だし、彼らは光を生み出すヒーローたちだ。そんな光を重ね、私だから魅せられる景色を生み出すために「加法混色」とした。合わせると、澱むことなく益々明度を上げていく。私はね、彼らの作り出す世界を信じているんですよ。彼らの作る光は私たちを救うし、だからどうか、彼ら自身を救うものであってほしいとも、勝手に思っていて。苦しめるものでもあると思うけれど、同時に救うものでもありつづけてほしい。祈りです。そしていつか真っ白になって、世界を包んで、全てを終わらせるんです。救って救って、それで、世界最後の日は、音楽の光といっぱいの愛で満ち溢れていて欲しいと思う。その光と愛のほんの一部、それでも大きなそれを、私は私の大好きな場所で大好きな人たちに感じて欲しかった。

当日はうまくやれているのかみんなが楽しめているのか、ずっと緊張感の中にあった。テンションは上がってたし最高のステージに踊り狂ったけど、終わった時の精神の開放感から、ずっとずっと緊張していたのが分かった。
ちゃんと伝わっていたんじゃないかなあと、今は思う。私が伝えたかったことや私が魅せたかったものが、ちゃんと届いていて、それが分かって、泣きそうになってしまった。緊張感のおかげで涙は出なかったけれど、終わってからボロボロと泣いてしまった。
かっこよかった!楽しかった!
とても嬉しくて安心して、本当に良かったと思えた。でもそれ以上に
あちゃもの好きなものを知れて嬉しかった!
何でこんなに夢中になるのかが分かった!
って言葉を聞いて、ああ、ああそうなんだよ、と、なった。どうしても言葉では伝えられなくて、でも伝えられないからこそ言葉で伝えたくて、そうして言葉を綴ることをやめずにいた。それで伝えられないものがあるなら、それでしか伝えられないこともあると信じているので。でも、すらすら言えないことにしか灯せない感情があるものだから、だから、このすらすらと言えないこれが、あなたたちに伝わったことが嬉しかった。私がやりたかったこと、私がしなくては伝わらないこと。全員じゃなくてもいいんです、一人にでも伝わったならそれで良かったなと。愛。

私アイドルだっけ?って量のお手紙やお花やプレゼント、目に見える形の愛もたくさんもらった。見えない愛も。とにかく、「ああ、私はちゃんと愛されているんだ」と思って。本当はね、本当は、いつも貰ってばかりの私だから、みんな(バンドやライブハウスや友人)に恩返しがしたくて。でもやっぱり貰ってばかりになってしまった。これは、返し切るまで続けなくてはならないなあ。きっといつまでも返しきれなくて、そんなことを永遠とやっているのかなとも思う。

奇跡みたいで。私がここまでやってきたことや関わった人達の結びつきや出会いは、偶然でも運命でもなんでもいいけど、常識を超えた存在、通常の精神に由来しない源泉との交信によって何か繋がっているんじゃないかと思っている。思想強くね???みたいに思う人がいるのは当然だけど、そう思う。
各バンドとの出会いや来てくださった方々との出会い、きっとなにか通じ合っているのだろうなと思うほど私は大きな一つの感覚を得た。何を得た?と聞かれるとわからないが。

とにかく素敵で、最高になった。最高にしてくれて、ありがとう皆んな。

大切だからZINEにも書いたことを繰り返すけどね、私はライブハウスで起きている様々をもっと広く知って欲しい。企画者が企画を組み、アーティストがステージの上で演奏して、写真や映像が出来上がって、そうして私含め観客の声というものが生まれる。そうして生まれたたくさんの声が、より大きな力になるのだと思います。大袈裟でしょうか。音楽が人を救う・何かの力になる、これは本当にそうです。その音楽に出会うために、まだ出会っていない誰が繋ぐために、いいと思ったものは言葉にしてください。広めてください。私はこの声を一番信頼しています。どうか!

アーティストもライブハウスもカメラマンもお客さんも、みんな皆んなの力の大きと愛を信じています。特別な毎日の中の、特に特別な、特・特別な日にしてくれてありがとう!

ありがとうございました!!!!

sato__achamo_

4.追記

追記1

当日の様子をYouTubeにてアップするのでこれからのアナウンスも楽しみにしていて欲しい。

追記2

ZINEの写真を下に貼るので良かったら見てね。

デジタル版です!!!

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