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私はバンドや音楽が大好きなんですよ!

私はバンドが好きだし、音楽が大好きだ。

バンドは解散するし変化していくし、それが当たり前で普通だ。案外呆気なくいなったり変わってたりする。
一度も話した事が無くて友達でもないし関わりなんて私が聴こうとしなければ全くない、それでもバンドは変わる。
バンドという生き物は強くてかっこよくて、案外脆い。


一方で音楽の生命力は強い。音楽はその時のそのままで残り続ける。昔なら、最後の一枚のディスクを持ってる人がそれを無くしたら、そのディスクがなくなったら、そして忘れ去られたら、音楽は完全に消えた。でもいまは大きなデータの中に生き続ける。だからもしこの世の全ての人がそのバンドの曲を忘れ去っても、また誰かが見つかる可能性を孕んでいる。記憶としてでだけはなく、データとして生き続け、そしてまた誰かの記憶になることが出来る。

どんだけ変わってもいなくなっても、音楽だけは残り続ける。いつだって聴ける。だからって「だったら私、もっとあの時何かできたんじゃ無いか」とか寂しさに縋る様にサブスクでそのバンドの音楽を聴き出すようじゃ何もかも遅い。遅いけど、でも確かにその場所には存在していたんだな、という確認にはなる。確かにその場所に存在してた音楽を"存在してた"になる前に私はこの目で耳で体で脳で感じていたい。だからライブに行くんだ。

私は技術もなければ知識もない。でも、今日のライブうまくいかなかったのかなあとか、いつもとここが違ったなあとか、少しは分かる。それが本人たちにとってはすごくマイナスなことかもしれないし、それなのに今日のライブ素敵でしたとか言われるの、嫌かもしれない、とか考えちゃう。そうじゃなくて、私はその時その瞬間の音楽を、その空間にいる人と味わえたことが嬉しいし、いつかの"存在してた"になる前に、自分達の理想を現実のものにしようとする力を動きを感じられたと言う方が嬉しい。嬉しいから、よかった素敵だったになってしまうんだよ。彼ら彼女らが命かけてやってる、その命の断片に触れることができた、それだけで私は胸がいっぱいになる程嬉しいんだよ。

何が言いたいかっていうのは、まあ特にまとめられないんだけど、本当に大好きで、だから書かずにはいられなくて、今こうして書き続けている。余談だが、この文章は書き始めて三週間がたっている。本当は全然書き足りないけれど言葉が思いに追い付かなくて書けないし、そろそろ完成させたくてむりやり今終わらせようとしている。なんとなく今載せないとタイミングないなあって。

インスタグラムに投稿した文章にも書いたが、音は拙い。こんなものに自分は人生を賭けようとしているのかと思うと不安で眠れなくなるくらいに拙い。
大きく強く鳴る音だって、ほんの一瞬で消え失せちゃう。信用性に欠けると思った。愛も音も世界も、目に見えない物を信用するのは本当に労力が必要でとにかく精神が擦り減る。でもそれでも、信用性のないそれを信じたいと思える。私は大好きなバンドのために精神を擦り減らして生きていきたいし生きていく。


拙くて脆くて強くて大きくて、私はバンドを音楽が大好きだ。

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