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闘うヒマワリ

【ママNavi代表のパパ日記】

わが家には、植木鉢がある。
子どもが小学校でアサガオを栽培していた時に使っていたものだ。
アサガオが枯れてからは、そのままになっていたが、今年の5月頃に子どもが一粒だけどこかでもらってきたヒマワリの種をその植木鉢に植えた。

最初の数日は子どもが張り切って自分で水をあげていたが、予想どおり、すぐにそれはさいとぅーの仕事になった。

芽が出て、うちの子のようにすくすくと育つヒマワリは、1メートルぐらいの高さまで成長した。

ある日、何となく少し元気がない気がして、何気なく葉っぱを見ると、赤い点々がたくさん!
近づいてよく見ると、その赤い点々はダニのような小さな虫だった!!

子どもに言うと「キャー」とか言ってうるさそうなので、言わずにおいたが、ある時子どもたちも赤い点々を発見!やはり「キャー」と大騒ぎした・・・。

インターネットで調べたところ(何て便利な世の中)、赤い点々はどうやら「ハダニ」という虫のようだった。厳密には、ダニの仲間ではなく、クモの仲間らしい。でも名前は、葉に付くダニみたいな虫なので「ハダニ」。
それから、この安直な名前の虫との闘いが始まった。

主にさいとぅーが育て、子どもは時折鑑賞するだけになっていたヒマワリだが、赤い点々が見つかってからは、子どもたちも一緒にヒマワリを助けることになった。

どうやら、ハダニは水に弱いらしく、タッパーに入れた水で葉を洗うことにした。
そうすると、ハダニがタッパー内にプカプカ浮いて、葉っぱから取り除けることがわかった。
取り除いたハダニをどうしようかと思ったが、メダカの水槽に入れてみると、メダカが残らず食べたので、それからウチのメダカは毎日、新種のエサにありつくことになった。

ハダニは繁殖力がとても強く、毎日葉っぱを洗っていても数はかなり減らせたものの、なかなか根絶はできなかった。
ヒマワリは完全には枯れないまでも、下3分の2はすっかり枯れてしまった。
「もう花は咲かないかな」とあきらめていたが、そんな中でもヒマワリは力を振り絞って花を咲かせた。
9月上旬になって写真のようにやっと小ぶりな花を咲かせたが、子どもたちは花を見て「わぁー」と明るい顔になり、普段は興味を示さない妻もわざわざ見に来た。

ひまわり

痛々しいヒマワリだが、虫に負けず、たくましく花を咲かせてくれた姿に、生き物の強さを感じ、感動した。

ヒマワリの花はもう枯れてしまったが、10月に入ってもまだ上3分の1の葉っぱは緑色を残していて、毎日葉っぱ洗いを続けているさいとぅーであった。

・・・ちなみに、ウチの子たちは、公園の花壇とかでヒマワリを見つけるたびに「ハダニチェック」をするようになった。



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