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第14回活動日「あれからとこれから」

こんにちは!
京都府の丹後で活動中の防災ママサークルままもりっこです♪

ままもりっこでは、子育て世代の交流と防災の学びの場をつくることで「孤育てさせないまち」を目指しています。
非常時には人と人とのつながりが必要不可欠であり、つながりこそが最大の防災だということをコンセプトに活動しています。


活動内容

2023年11月の活動は「あれからとこれから」のいうテーマで
野口かなえさんを講師にお招きしました。

講師の野口さん


京丹後市久美浜町の地域おこし協力隊として大人気の彼女は、
2017年に発生した九州北部豪雨で24時間降水量が最も多かった
福岡県朝倉市のご出身です。
大好きな地元で家族で豪雨災害の被災経験をお話しいただきました。

※講話内容についてはプライバシーやセンシティブな内容も含まれるので
 詳しくここでお伝えすることは控えさせていただきます。

豪雨災害の当日、当たり前に広がっていた景色は一変したこと、
命の危険を初めて感じたことをお話しいただきました。

そして災害が起こった事実は変えられないし、
二度と「元通り」になることはないのだという言葉が
私たちの心にも刺さりました。

それでも、今からでも変えていけることはなにか?
それは自分自身の行動であり、選択です。

被災した経験をきっかけに気候変動への興味関心が高くなり、
移住前からゴミをなるべく出さない暮らしを心がけたり
ゴミ拾いを続けてこられました。

その影響は丹後にも広がっており、
普段紙コップを使っている方がマイボトルやコップを持ったり
量り売りのワンデーショップが地域で体験できたり
みんなが自分にもできることを行動にうつすキッカケになっています。

いつだって今と未来に目を向けて歩んでいるかなえちゃん。
被災のリアルと共に、私たちにできることはなんだろうと
考えるヒントをたくさんいただきました。

交流会の飲み物は環境負荷の少ない瓶のジュースに、
弥栄町で農業を営まれているハンズファームの玄米ポン煎やおこし。
量り売りで購入した地域の豆乳を楽しみました。

ハンズファームさんも瓶につめて持ってきてくださいました。

ハンズファームさんのおやつ

環境だけでなく、身体にも優しくて家族みんなが嬉しいおやつです♡

私たちはきっと何でもできる

今回はゴミがなるべく出ないように使い捨て容器も使っていません。
こうして楽しみながら無理なく環境活動や災害のことを考えることも
そのきっかけをつくることができることも改めて知りました。

交流会も赤ちゃんのいる場所に自然と大人が集まっていきます。
みんな床に座って大人もこどもも一緒に輪になって話しました。

大人もこどももいっしょに

こんな何気ない毎日がどれほど尊くて大切な日々なのかに
気付かされた講話でした。

今からどんなことでも行動できます。
そんな私たちはなんだってきっとできるはず!

参加者の感想

“今回のお話しを聞いて、他人事とは思えなかったです。
被災の瞬間だけでなく、その間の家族の話し、自分のメンタルなど
なかなかオープンにしにくい部分を話してくれたことを、
無駄にしたくないなと思いました。”

参加者の多くの方が自分の中で聞いたお話を消化して、
自分の言葉でその感想を送ってくださった方が多かったです。
それぞれの中で感じることもたくさんあって、
だからこそ“今”を、そして“これから”を生きていきたいです。

被災のお話しなので決して明るい話しではありません。
その中、災害時のことを振り返ってこうして言葉にして伝えてくれた
かなえちゃんには感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。

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