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乗馬大会メリーゴーランド

昨日、浦河の夏の町民乗馬大会が行われた。浦河では夏と秋に町民乗馬大会があって、夏はJRA、秋は乗馬公園と場所が異なる。前回、愛馬と私とで初めて参加したのが、いつも練習している乗馬公園だったが、それでも馬も人間も初めてのことで、練習通りにはいかなかった。その反省もあって、場所が変わる、まだ2回目、しかも馬はいい感じだが、私の技量が馬の能力ほどにはあがっていない、と懸念点の多い中、4月から慎重に準備・練習をし、ようやくこの日を迎えた。

前日

有難いことに、前日に馴致といって、馬運車さえ手配できれば、JRAの会場で練習させてもらえる。乗馬公園でご自身の馬で出場される方の馬運車に載せてもらうことができたので、前日、1時間ほど、コースもすでに出来上がった会場で練習することができた。上の写真はその時の写真。

来たことのない場所で、かつ隣の放牧地の馬が気になる、見たことのない障害が置いてあると、馬にとっては、それは驚くよね、ここへ来るって言ってもわからないわけだし。いきなり見たことはあるものの、知らない馬と(愛馬はいつも1頭で練習しているので)一緒に馬運車に載せられて、なんだ、なんだという内に到着(10分くらいの距離)、即会場で練習だ。が、指導してくださっている方の見事な調教で、ある時点ですっかり乗る人の言うことを聞くようになり、はい、乗ろうか、と言われて乗り替わったら、いつも通りの愛馬だった。

そして実際のコースを回った。これがすごく楽しくて、もうずっとエンドレスで回っていたかった。メリーゴーランドだったらいいのに、と本当にそう思った。(Merry-go-roundという英語が使われるのって、実は際限ない、ぐるぐる回るという時で、日本語の回転木馬はCarouselというフランス語が語源の単語を通常使うと思う。カルーセルって発音なのだが、フランス語が語源だからか、私はいつもスペルを確認しないと不安な単語だ。)

この牛にどの馬も一瞬驚いていたように思う。障害は全部で11個

当日

朝7時に乗馬公園集合だったので、5分くらい前に到着したと思うのだが、遅刻した?って思うほど、もう皆集まっていてびっくり。皆、乗馬大会を楽しみにしているんだなぁと何だかわくわく。私は一人で鞍や頭絡など様々なものを自分の車に積んで、愛馬を放牧地から連れてきて、プロテクターを付けて馬運車に載せるという手順だ。放牧地から連れてくるとき、昨日と同じところに行くんだよ、と話したけど、馬耳東風だわね、そんなの。

6頭乗り。愛馬は一番最後に乗った

到着

JRAの馬房を貸してもらえるので、愛馬は馬房で出番まで待つ。とっても落ち着いていた。時々、呼びかけるようにいなないたりはするものの、どっしり構えていた。競技は110㎝、100㎝、クロス障害、低障害、80㎝が午前の部。3年ぶりに1日の行事として開催されたので、昼休憩をはさんでジムカーナや部班といった競技を行う。

いい眺めだなぁと言ってそうなのんびりぶり
表からも写してみました
乗馬公園では洗い場で馬装するが、ここでは馬房の中で馬装。新しいゼッケン! 似合うかな

今回は愛馬の名前を冠したチームで参加した。愛馬にもう一人、乗ってもらったのだ。この4月から育成牧場で乗り役をしている若者で、1か月くらい、忙しい中、一緒に時々練習してくれた。彼が私の前に、前乗りとして一緒にクロスに出てくれ、その後、彼自身の競技参加ということで低障害にエントリー。指導者と彼のおかげもあって、愛馬は終始落ち着いていて、私は今回の目標であるきちんと完走することができたし(それにめちゃくちゃ楽しかったんです)、なんと、彼は低障害で優勝! 賞状には彼の名前の下に愛馬の名前も記載されていて、なんだか子供が賞状をもらってきたようで、すごく誇らしかったし、うれしかった。

愛馬ユキノラムセスは元競走馬でその時の名前で今も呼んでいるんです

一夜明けて

今朝はいつも通り、一人で軽く乗った。その後、愛馬は砂浴びを思いっきり楽しんでいた。

砂だらけなのがわかるだろうか?

乗馬大会までに体力を消耗することがないように、といつもお世話をしてくれているMさんが、いつもなら昼夜放牧をする季節なのに、ずっと夕方に収牧して夜を馬房で過ごさせてくれていた(本当にやさしいMさんに感謝)。今日から、愛馬は昼夜放牧です。秋の大会に向けてまた頑張ろうね(乗馬大会に終わり無し。メリーゴーランドだね)。

砂は洗い流して、放牧地に放した。おいしそうに食べるねぇ

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